1,800円以上の注文で送料無料

教養としての「世界史」の読み方
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1216-02-00

教養としての「世界史」の読み方

本村凌二(著者)

追加する に追加する

教養としての「世界史」の読み方

1,980

獲得ポイント18P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHPエディターズ・グループ
発売年月日 2017/01/01
JAN 9784569831947

教養としての「世界史」の読み方

¥1,980

商品レビュー

3.7

59件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/09/14

歴史の根幹の覗き方を教えてくれる

『「なぜ」を追求していくところに歴史を奥深く知ることができる』ということを本章は丁寧に伝えています。 この思考過程については学びをする上でとても重要なプロセスであり 歴史を通じて、丁寧に語り口調で解説を進めてくれます。 コメントにあるように見慣れない言葉が次々と出ていきます...

『「なぜ」を追求していくところに歴史を奥深く知ることができる』ということを本章は丁寧に伝えています。 この思考過程については学びをする上でとても重要なプロセスであり 歴史を通じて、丁寧に語り口調で解説を進めてくれます。 コメントにあるように見慣れない言葉が次々と出ていきますが まず初めは分からなくても言葉を受け入れながら歴史を学んでみてください。 分からないことはこれから知識を入れて深めていけばいいのですから、いい良書です。

ION

2025/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク) 少し違った切り口で世界史を語っている本 1.文明はなぜ大河の畔から発祥したのか  乾燥化による人々の水辺への集中  めぐまれた環境に文明は生じない 2.ローマとの比較で見えてくる世界  ローマの歴史の中には人類の経験のすべてが詰まっている 3.世界では同時に同じことが起こる  アルファベット、一神教、貨幣が同時代に誕生した  産業革命だけはイギリスのみで起こる  →近郊で石炭などのエネルギーが手に入った   植民地の拡大で巨大市場が手に入った 4.なぜ人は大移動するのか  新大陸発見、戦争難民、奴隷貿易  気候変動による食糧不足→ゲルマン民族による大移動  →民族移動にがもたらす価値観の対立 5.宗教を抜きに歴史は語れない  かつては神々の声に従って行動  占いは神々の声の代用→デルフォイの信託  二分法→昔は右脳と左脳が別々に動いていた→  文字の誕生により右脳が退化→意識を持つようになり神々の声が聞こえなくなった  →一神教が必要になった  一神教は他の神の存在を許容できない→宗教対立は一神教の宿命 6.共和政から日本と西洋の違いがわかる  ローマを元とした欧米→為政者と民衆が近い  東洋→為政者はお上、民衆と距離がある→共和政が根付かない 7.すべての歴史は現代史である  6の理由により欧米は民主主義が根付きやすい  中国は世界初の国内植民地政策  民族のつながりを無視した国境は悲劇を招く  平和と反映が続くと人は退廃する

Posted by ブクログ

2025/10/29

ローマ史を専門とする著者が、現代社会の教養として世界史を読み解く。歴史とは過去を知るだけではなく、現代を生きるための普遍的な真理や世界観を身につけるための指針だ。? なぜ、文明は大河のほとりから起きたのか。なぜ、産業革命はアジアで起きなかったのか。なぜ、民族は移動するのか。そう...

ローマ史を専門とする著者が、現代社会の教養として世界史を読み解く。歴史とは過去を知るだけではなく、現代を生きるための普遍的な真理や世界観を身につけるための指針だ。? なぜ、文明は大河のほとりから起きたのか。なぜ、産業革命はアジアで起きなかったのか。なぜ、民族は移動するのか。そうした理由を追求することで、人類はより良い環境や関係を築くことができ、未来につなげることができる。

Posted by ブクログ