教養としての「世界史」の読み方 の商品レビュー
歴史の根幹の覗き方を教えてくれる
『「なぜ」を追求していくところに歴史を奥深く知ることができる』ということを本章は丁寧に伝えています。 この思考過程については学びをする上でとても重要なプロセスであり 歴史を通じて、丁寧に語り口調で解説を進めてくれます。 コメントにあるように見慣れない言葉が次々と出ていきます...
『「なぜ」を追求していくところに歴史を奥深く知ることができる』ということを本章は丁寧に伝えています。 この思考過程については学びをする上でとても重要なプロセスであり 歴史を通じて、丁寧に語り口調で解説を進めてくれます。 コメントにあるように見慣れない言葉が次々と出ていきますが まず初めは分からなくても言葉を受け入れながら歴史を学んでみてください。 分からないことはこれから知識を入れて深めていけばいいのですから、いい良書です。
ION
前提知識が乏しかったのもあり読むのに時間がかかった。古代からローマ使がメイン。 最後の文章、モラルが低下してる時は厳しさが欠如し自分にも他人にも優しくなる 現代だけではなく個人にも刺さった一文 他の著書も紹介していて読みたい本が増えました 勉強しなおしてもう一度読みたい
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「教養としての」世界史というタイトルだったから、世界史の全体像をシンプルにわかりやすく伝える本かなと思っていたが、すでに世界史の全体の流れが頭に入ってる人が読んだ方が面白い本だったかも 「教養として」より「読み方」に重きを置いているような 一つのテーマに対して想像していたより掘...
「教養としての」世界史というタイトルだったから、世界史の全体像をシンプルにわかりやすく伝える本かなと思っていたが、すでに世界史の全体の流れが頭に入ってる人が読んだ方が面白い本だったかも 「教養として」より「読み方」に重きを置いているような 一つのテーマに対して想像していたより掘り下げている ローマ史には興味あるけど、気がついたら全てローマ史に置き換えられ事細かにその史実が掘り下げられ始めるからそういうのを求めていたわけではないんだよなあ、と 世界史に触れてこなくて土地のイメージが湧かないから、もっとエピソードごとに地図画像とかをいれてくれたら助かったな
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ローマ史が専門だけあって、ローマ史を元に世界の大きな流れの要所要所を紐解いていく。乾燥が文明発展に貢献したとかアテン神の一神教の名残りがモーゼにつながるところなど、ヘェーという気づきもあって面白かった。でも、タイトルから期待した内容とは少し違った。
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奴隷のせいでローマが衰退した、二分心、中国とEUの類似点、ローマやギリシアの欧米人の位置付けなどなど勉強になった。読んだあとでもローマよくわからん感がまだあるからまた別の本も読みたい。グローバルスタンダードの教養は古典と歴史だそうなので、古典にも触れないといかん。「ローマの歴史の...
奴隷のせいでローマが衰退した、二分心、中国とEUの類似点、ローマやギリシアの欧米人の位置付けなどなど勉強になった。読んだあとでもローマよくわからん感がまだあるからまた別の本も読みたい。グローバルスタンダードの教養は古典と歴史だそうなので、古典にも触れないといかん。「ローマの歴史の中には、人類の経験のすべてが詰まっている」。人間が意識を持ち始めたのが、前3000年という話も面白い。
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「教養」として現在までの歴史と国のあり方がわかりやすく、とっても面白い本でした。 「唐=漢文化」だと思っていましたが、実際には唐王朝は漢人ではなく胡族の王朝、というような「へえ!」もいっぱい。 疫病(ペスト)の蔓延が元の滅亡を加速させた、というところ、コロナ...
「教養」として現在までの歴史と国のあり方がわかりやすく、とっても面白い本でした。 「唐=漢文化」だと思っていましたが、実際には唐王朝は漢人ではなく胡族の王朝、というような「へえ!」もいっぱい。 疫病(ペスト)の蔓延が元の滅亡を加速させた、というところ、コロナの蔓延が世界にどんな影響を及ぼすのか怖くなってしまいました。 「違ってあたりまえ。違うのだから、完全にわかり合えなくてあたりまえ。そうした意識をもって、わからないなりに、相手を理解しようとするのが、歴史や異文化を学ぶということなのではないでしょうか。」 国家間だけでなく、人と人のお付き合いでも深く心に刻みたいことです。
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今から三千年前以降、意識が生まれ、人が責任感を持って物事を判断するようになって今まで、戦争と平和、繁栄と退廃を何度も何度も繰り返している。 人間社会は繁栄すると必ず退廃していく。 どうすればこの問題を解決できるのかという学びは、勿論、自分にも得られていないが、繁栄が当たり前になっ...
今から三千年前以降、意識が生まれ、人が責任感を持って物事を判断するようになって今まで、戦争と平和、繁栄と退廃を何度も何度も繰り返している。 人間社会は繁栄すると必ず退廃していく。 どうすればこの問題を解決できるのかという学びは、勿論、自分にも得られていないが、繁栄が当たり前になって、そのことに気づいてさえいないのではないか。当たり前のことだがモラルの低下は、自分はそれをしても許されると思っているのではないだろうか。そういう世界にしてしまったのは自分にも責任があるだろう。
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ためになった! 私の近年培った薄いヨーロッパに対する知識がかろうじて役に立ったおかげで、8割は理解しながら読み進めることができたと思う。(細かい固有名詞はさておき) 印象的だったのは、「言葉の誕生で自分で考えるスキルが身につき、一神教が生まれた」のくだり。やはりこのへんは全て繋が...
ためになった! 私の近年培った薄いヨーロッパに対する知識がかろうじて役に立ったおかげで、8割は理解しながら読み進めることができたと思う。(細かい固有名詞はさておき) 印象的だったのは、「言葉の誕生で自分で考えるスキルが身につき、一神教が生まれた」のくだり。やはりこのへんは全て繋がっているのだ。 学べば学ぶほど無知を知るなあ、人生忙しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者がローマが専門ということでローマの話が多かったが、その辺の知識がほぼ皆無だったため知れてよかった。以前に読んだ本や大学の講義とも繋がるところがあって興味深かった。 第三次世界大戦はもう始まっている、という意見は新鮮だった。 ただこれだけでは世界史の知識は一部しか身につかないから他の本も読みたい
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乾燥化すると、人々が水辺に集まってくる。少ない水資源を知恵を絞って活用しようとする。環境が厳しくなったことで文明が生まれた。四大文明。 ギリシアの民主政は100~150年間ほどで短期間。僭主政の期間の方が長い。民主政は4万人ほどの少人数だったから可能だった。▼サラミス開戦。下層...
乾燥化すると、人々が水辺に集まってくる。少ない水資源を知恵を絞って活用しようとする。環境が厳しくなったことで文明が生まれた。四大文明。 ギリシアの民主政は100~150年間ほどで短期間。僭主政の期間の方が長い。民主政は4万人ほどの少人数だったから可能だった。▼サラミス開戦。下層民が戦争参加。発言力上がる。→ペリクレス時代 SPQR ローマの元老院と国民。ローマ帝国の国名。 ※「四大文明」「五賢帝」という言い方は日本独自のもの。
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