商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | グラフィック社 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784766129540 |
- 書籍
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一汁一菜でよいという提案
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一汁一菜でよいという提案
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商品レビュー
3.9
218件のお客様レビュー
まだ読んでる途中だけど、どうしても言いたいことがあるので、書く。 前半は楽しく読んでたけど、後半に入るにつれて段々と土井さんのエッセイみたくなってくる。 タイトル通り、「一汁一菜でよいという提案」。 ほんと提案だわ、これ。 引っかかるのは、一汁一菜「が」よいという提案、でもなく...
まだ読んでる途中だけど、どうしても言いたいことがあるので、書く。 前半は楽しく読んでたけど、後半に入るにつれて段々と土井さんのエッセイみたくなってくる。 タイトル通り、「一汁一菜でよいという提案」。 ほんと提案だわ、これ。 引っかかるのは、一汁一菜「が」よいという提案、でもなく、一汁一菜で「も」よいという提案、でもなく、一汁一菜「で」よいという提案、という表記。 その、「で」って、妥協してる感満載で、嫌。 多くの日本人はハレの日の豪華な食事を毎日作って食べなければいかないと思い込んでいるようだけど、ケの日=日常では具沢山の味噌汁とごはんだけで充分なんですよ、そんなに肩に力を入れなくていいんですよ、と優しく提案しているようで、私にはそうは聞こえなくてモヤモヤ。 今の日本人の何割がその豪華な食事をしなければならないという思いに縛られて過ごしているか知らないけれど、そんなに多くはないんじゃないかな? この本が発売された当初は多かったってこと? ちょっと詳しいデータは知らないが、その前提に違和感がある。 そこまできちんとしなきゃなんて、少なくとも私は思ってないんだが? むしろ旅館とか行って一汁三菜どころかおかずが豪華に並べられるのを見ると、食べるのが苦しくなってきて、もうご飯と味噌汁さえあれば美味しいですから!頼むから品数減らしてくれ!と思うくらい。 それって珍しいのかな? 一人暮らしするようになってから、ご飯を作るのが面倒くさくて、でも野菜はたっぷり食べたいから、あらゆる野菜をダイス状に刻んで鍋いっぱいに煮込んでトマトや味噌や醤油で味付けした、具沢山スープをひたすら食べる、っていうことをしてたけど なんならご飯(お米という意味)は食べたり食べなかったりだけど、その食生活が自分では気に入っていたから、一品料理って素晴らしいと思うんだけどなあ。 こういう提案が必要なくらい、生活に一汁三菜は必要だ!って思い込んでる人が多いのかなあ 不思議だ。 私は、あれこれ品数を揃えた食卓よりも、普段食べるものは一品料理、器が1つで済むような食事の方が精神的にも肉体的にも楽なので好きだから、読めば読むほどなんかその前提にある世界が違うなあと感じた。
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いつ読んでもこちら側に寄り添ってくれる温かくて優しいエッセイ。何年後、私が母になる日が来たらまた手に取りたいと思った。 「ハレ」と「ケ」の話が凄くしっくりきて、いつもの定番いつも同じもので良いんだと肯定された。
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料理の本ではなく、料理という営みについての本。一汁一菜というシステム、あるいは「型」を提案し、普段の料理をシンプルに捉えなおさせてくれる。温和な語り口で、挿入写真にも温かみがあり、読者に寄り添ってくれていると感じる。 型を決めて料理の負担を減らす方法は様々あるが、無味乾燥として...
料理の本ではなく、料理という営みについての本。一汁一菜というシステム、あるいは「型」を提案し、普段の料理をシンプルに捉えなおさせてくれる。温和な語り口で、挿入写真にも温かみがあり、読者に寄り添ってくれていると感じる。 型を決めて料理の負担を減らす方法は様々あるが、無味乾燥としていて持続的でないことも多い。一方、土井さんの型は、季節による食材の移ろいや料理と食器の調和を楽しみ、日本人の美的感性を刺激する。シンプルだが味のある優れたシステムだと思った。
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