商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/10/12 |
JAN | 9784334748210 |
- 書籍
- 文庫
目嚢
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目嚢
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商品レビュー
3.3
12件のお客様レビュー
いわくある土地、古文書、代々の祟り、そして起こる不思議な出来事。 いとこから嫁ぎ先にあった古文書の解読を頼まれた、怪談作家の南こと私。 預かった日から少し気味の悪い出来事が起こる。なぜか現れたヤスデ。 古文書とはいえ江戸時代ほど古くはない。古文書を読み解くと、なかなか面白い内容の...
いわくある土地、古文書、代々の祟り、そして起こる不思議な出来事。 いとこから嫁ぎ先にあった古文書の解読を頼まれた、怪談作家の南こと私。 預かった日から少し気味の悪い出来事が起こる。なぜか現れたヤスデ。 古文書とはいえ江戸時代ほど古くはない。古文書を読み解くと、なかなか面白い内容の怖い昔話が出てくる。有名な耳嚢にあやかって文書を目嚢と名付けていた。筆者は見える人で、見えたことを記録していた。(音の怪異もある) 私の行動とそれにともなう不気味な出来事が淡々と続くが、読みやすいのでどんどん読み進められた。 古地図を見たり、図書館で住宅地図を調べたりして少しずつ古文書を精査していくところは、冒険のようで楽しかった。 ぐっと惹かれるほどの強烈さはないが、ずーっと、うっすら怖くて面白い小説だった。 残穢好きな人は好きかも。
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- ネタバレ
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怪談作家が主人公ということに引き寄せられての購入。 目嚢ってなんかの化け物の名前かと思ったらそうゆう事なのね。 じわじわっと恐怖が迫り来る、快感。 触りがある書物の来歴や作者を調べていく過程が堪らない! 触らぬ神に祟りなしとはこのことね。 大大大満足です。
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ある家の歴史に絡んだ怪談。 重苦しく蒸した、押しつぶされそうな夏の空気感に支配されたような…そんな小説ですごく好みだった。 バッドエンドだが、怪奇の謎はきちんと解明され、主人公が探偵のように謎を解き明かしていく様も良かった。
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