冬の夜ひとりの旅人が 白水Uブックス207海外小説 永遠の本棚

イタロ・カルヴィーノ(著者), 脇功(訳者)

• 販売会社／発売会社: 白水社
• 発売年月日: 2016/10/06
• JAN: 9784560072073

商品レビュー

2025/10/24

なんて本。これは他にない読書体験、試験的読書体験。読者、作者、翻訳者、出版社、政府も本の中の人物も全部ひっくるめて、時空も日常も現実もすべてを超越して本好きの地獄と天国がこの一冊に詰まっている。

What a book. It is beyond whatever you expected, it’s an experience, an experiment, it’s both the paradise and the hell for lovers of a humble act of “reading a book”

If on a Winter's Night a Traveller
Italo Calvino, 1979
Se una notte d'inverno un viaggiatore

2025/07/24

カルヴィーノ、愛しているよ

読んで潜って読んで潜って潜って読んで潜って潜って潜って
永遠にこの迷路に迷い込んでいたい

私を掴んで離さない、愛しているよカルヴィーノ

2024/05/08

カルヴィーノがなにを考えて『冬の夜〜』を書いたのかとかは読者としては正直どうでもいいと思っている。小説だけじゃなくて映画とかでもそうなんだけど、おれは作り手の意図を深く理解して考察するべきとか全然思わなくて、そういうのと全然関係ないところで観客が感動しても全然いいと思っている。なんだこりゃ？と思いながら、自由に読むし、感想も自由に書く。とにかくこんなに自由な小説を読めてよかったと思う。