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永遠の1/2 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2016/10/06 |
| JAN | 9784094063295 |
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永遠の1/2
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永遠の1/2
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商品レビュー
2.9
23件のお客様レビュー
⚫︎感想 テーマは「もう一人の自分」探し。自己同一性、自分の人生の不確かさ、偶然に侵食される感じが、長編で表現される。エンタメの体をとりながら、テーマは純文学的。瓜二つの男を追いながら、では果たして自分とは何なのかを考えざるを得なくなる田村。何か結論が出るでもない。 賭け事、女性...
⚫︎感想 テーマは「もう一人の自分」探し。自己同一性、自分の人生の不確かさ、偶然に侵食される感じが、長編で表現される。エンタメの体をとりながら、テーマは純文学的。瓜二つの男を追いながら、では果たして自分とは何なのかを考えざるを得なくなる田村。何か結論が出るでもない。 賭け事、女性関係などが描かれることで、選択した自分と選択しなかった自分がうきぼりになって、人生の曖昧さを描いていると思う。 自分の人生は、自分だけのものとして完結しておらず、自分という輪郭は、他人の視線や偶然によって簡単に揺らぎ、自分は自分だと思っていたけれど、それは意外と薄い根拠の上にある。田村も読者もそれをなぞって見せつけられる。 ⚫︎本概要 失業したとたんにツキがまわってきた。 婚約相手との関係も年末のたった二時間で清算できたし、年が明けると競輪は負け知らず、失業保険も手つかずのままで、懐の心配はこれっぽっちもなかった。 おまけに、色白で脚の長い女をモノにしたのだから、ツイてるとしか言いようがない。いってみれば笑いが止まらぬというところだった。 「西海市」にすむ主人公・田村宏は、27歳の年の暮れに退職届を出して以降、ツキを頼りに何もかもうまく行くかに思われた。 ところがその頃から、たびたび街で別人と間違われ、厄介な相手にからまれ、ついには不可解な事件に巻き込まれてしまう。どうやら自分と瓜二つの男がこの街にはいるらしい‥‥。
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佐藤正午さんのデビュー作。 競輪で儲けて、働かない男のしょうもない物語なのに、瓜二つの男の存在と著者の筆力で最後まで読まされてしまった。 江川投手が16勝した年。次は20勝するから賭けには勝っただろうか?私も江川投手のファンで高校時代から注目していたから当時の空気と自分を思い出す...
佐藤正午さんのデビュー作。 競輪で儲けて、働かない男のしょうもない物語なのに、瓜二つの男の存在と著者の筆力で最後まで読まされてしまった。 江川投手が16勝した年。次は20勝するから賭けには勝っただろうか?私も江川投手のファンで高校時代から注目していたから当時の空気と自分を思い出す。 公衆電話、喫煙、当たり前だったものが、今はほとんど姿を消している。 この主人公は自分とはかけ離れた生活をしているが、情けなさも含め、誰にもありそうな心の弱さ、不安がよく描かれていた。今回、『熟柿』が本屋大賞候補にならなかったら、佐藤正午さんを知ることもなかったし、読むこともなかったな、きっと。
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作者のデビュー作で32年前に発表されたものとのことだから、平成の始め頃が舞台だろうか。主人公は彼女に公衆電話を使い家電にかけて取り次いでもらう。30年でこんなに環境って変わったかと思い、90年代が遠い昔のように思えた。 失業保険と競輪のツキで一年を暮らす青年の、ああでもないこうで...
作者のデビュー作で32年前に発表されたものとのことだから、平成の始め頃が舞台だろうか。主人公は彼女に公衆電話を使い家電にかけて取り次いでもらう。30年でこんなに環境って変わったかと思い、90年代が遠い昔のように思えた。 失業保険と競輪のツキで一年を暮らす青年の、ああでもないこうでもないと頭の中を駆け巡る思いが延々と綴られる。読み慣れない作品に戸惑った。
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