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ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784532320973 |
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ザ・会社改造
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ザ・会社改造
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商品レビュー
4.3
46件のお客様レビュー
これは凄い本。やはり自ら企業の改革を実践されてきただけあって迫力が違う。コマツ等の改革に携わった経験のある著者が、実際にミスミの社長として、会社改造を進めていく。タイトルの通り、実話である。社員のインタビューなども掲載されており、一筋縄ではいかない臨場感のあるドラマ。迫力と臨場感...
これは凄い本。やはり自ら企業の改革を実践されてきただけあって迫力が違う。コマツ等の改革に携わった経験のある著者が、実際にミスミの社長として、会社改造を進めていく。タイトルの通り、実話である。社員のインタビューなども掲載されており、一筋縄ではいかない臨場感のあるドラマ。迫力と臨場感が素晴らしいので、自分の事に当てはめて考えてしまい、ドキドキした。 50代後半で最後の転進へ。 ー 16年間にわたるその活動の最後に手がけたのは、当時連結1兆円企業だったコマツの赤字部門の再生だった。当時コマツの社長だった安崎暁氏が、10年間続いた産業機械事業の不振を「もし2年で再生できなければ閉鎖する」と社内外に宣言したうえで私に依頼してきたプロジェクトだった。私がターンアラウンド・スペシャリストとして磨いた経営技量は、大きく分けると3つあった。 1.組織末端まで「戦略」を落とし込み、皆を熱くする「戦略の術」戦略を企業トップだけの道具にしない。トップから組織末端の若手まで、皆が目を外(競合)に向け、皆が共有できるシンプルな「戦略ストーリー」を見つけなければならない。改革者はそれを熱く語り、経営現場に落とし込んでいく。 2.動きにくい組織を再生させるための「組織の術」組織が生き生きと動くための「組織論」。社員が過度の根回しばかりしている組織は壊さなくてはならない。「戦う組織」への変身を狙い、新組織を注文建築のようにデザインする。組織という言葉の代わりに、ビジネスプロセスと呼んでもいい。 3.人を見分ける術。追い詰められた会社で気楽な見物人を決め込む社員はたくさんいる。変革チームの人選を間違えれば、事業再生は例外なく顔挫する。再生の修羅場では「この人はホンモノ、ニセモノ」が短期で実証される。その圧縮された経験を通じて人間に対する識別眼が急速に発達する。この時期の経験は、幸いにも人生の後半で報われることにつながっていった。50代前半のある日、気づいた。いつの間にか自分の経営技量が相当上がっている。それを実感する瞬間が何度かあった。 ー 三枝さん、私の後継者としてミスミの社長になってくれませんか」この話がミスミの社外取締役、三枝匡に来たのが9月。それを受けるか受けないか、おそらく最後のイエス、ノーを迫られるのは年明けの1月前後だろう。それまであと4カ月くらい残っていると読んだ。そのあいだにミスミの「強み、弱み」を理解し、自分の血が騒ぐような「面白い事業」かどうかを判定しなければならない。最速で動く必要がある。いま三枝が直面しているのは、過去に不振会社の再生プロジェクトを引き受けて、初めてその会社に乗り込んでいくときに似ている。しばらく巨大迷路のなかをウロウロしている感じで、判断の切り口はすぐに見えてこない。 過去のほとんどの例で、会社が用意してくれた社内資料は役に立たなかった。ものの見方や切り方が違うのだ。だから、待ちの姿勢でいると何も見えてこない。 経営に対するフレームワークをたくさん持っていることが重要。他にも、経営者の謎解きの話や、乱暴な人事の話など、ためになる話が多い。格言も多く、説得力がある。この著者、別書では架空の人物に自らを置き換えて綴ることも多いが、本書は実体験という事もあり、実名かつ自らを登場人物として描く。そんな所にも本気度が見える。
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MBA取得を考え始めた今日この頃、あらたなキャリアとして「経営者」を意識させてくれた本。 改革とは何か、戦略とは何かを熱く臨場感あふれるタッチで描いた本書は、そこいらのビジネス書や自己啓発本とは一線を画する。まさに生の体験から抽出された理論、フレームワークを惜しみなくさらけだして...
MBA取得を考え始めた今日この頃、あらたなキャリアとして「経営者」を意識させてくれた本。 改革とは何か、戦略とは何かを熱く臨場感あふれるタッチで描いた本書は、そこいらのビジネス書や自己啓発本とは一線を画する。まさに生の体験から抽出された理論、フレームワークを惜しみなくさらけだしてくれている。三枝氏の他の著書も読んでいく!
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“戦略”と”実行力”の両方を備えなければ事業再生は成し得ないのだろうなと痛感。終盤の「経営者の技量は、過去に経験した死の谷の回数で決まる」が心に残った。経営ノートはスライドにまとめておきたい。
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