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ロルドの恐怖劇場 ちくま文庫

924円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2016/09/10 |
JAN | 9784480433756 |
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ロルドの恐怖劇場
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ロルドの恐怖劇場
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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
怖いオチのある短いお話が22編おさめられています。 20世紀初頭のパリで人気だった劇作家ロルドの短編作品集です。 オカルト系の恐怖ではなく、人の心が呼び起こす惨劇が並べられていました。 最初の注意書きの中に「二十世紀初頭の社会で病気・障碍等に対する偏見や誤解が恐怖に結びついていた...
怖いオチのある短いお話が22編おさめられています。 20世紀初頭のパリで人気だった劇作家ロルドの短編作品集です。 オカルト系の恐怖ではなく、人の心が呼び起こす惨劇が並べられていました。 最初の注意書きの中に「二十世紀初頭の社会で病気・障碍等に対する偏見や誤解が恐怖に結びついていたことを明らかにする立場から、あえて表現をやわらげることなく訳出しております」とあります。 当時とは意識が変わってきているとしても、偏見や無理解が生む悲劇は、今も残っているのではないでしょうか。 短編の中の一つに「地獄」というタイトルの作品がありますが、地獄は別の世界にあるわけではなく、現実と地続きにあるのだと思いました。 「自分の考えは絶対に正しいし、うまくいくに違いない」という楽観的な思い込み、逆に「絶対に悪いことが起こる」というネガティブな強迫観念、どちらも悲惨な結末の原因となります。 極端な思い込みは滑稽でもありました。 切羽詰まった状況に追い込まれた時は冷静な判断をくだすのが難しいとは思いますが、日ごろから、広い視野を持ってものごとを考えるようにしたいです。
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一話が短くてスイスイ読めるし面白かった。 今ではありがちな話にも思えるけど、当時はすごく斬新だったりしたんだろうなって。 好きなのは、「無言の苦しみ」と「究極の責め苦」あたりかな。 某有名映画のラストみたいな絶望感。
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血生臭く恐ろしい話もあれば、悲しみに満ちた話も、読後、嫌なしこりを残してくれるものも……。飽きなかった。 最初に記されている通り、書かれた時代もあって今読むと「それはいけないだろう」となる箇所も多々あり……時の変化を感じた。 「究極の責め苦」「ベリギーシ」「告白」の辺りが好き。...
血生臭く恐ろしい話もあれば、悲しみに満ちた話も、読後、嫌なしこりを残してくれるものも……。飽きなかった。 最初に記されている通り、書かれた時代もあって今読むと「それはいけないだろう」となる箇所も多々あり……時の変化を感じた。 「究極の責め苦」「ベリギーシ」「告白」の辺りが好き。究極の責め苦、告白などの読後感はたまったものじゃないのだけど、こういった話にどうしようもなく惹かれる感覚を覚えるのはなぜだろう。
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