商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青幻舎 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784861525667 |
- 書籍
- 文庫
怖い浮世絵
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怖い浮世絵
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
先月、日曜美術館で月岡芳年の特集番組を見た。それに触発されて、本作品を読んでみた。現代の人間がこれらの浮世絵を見て、怖い、とか、目を逸らしたくなるとか、思うかといえば、そうはならないと思う。 しかし当時の文化、大衆が求めていたもの、それによって浮世絵師が工夫を凝らしたり、インスパ...
先月、日曜美術館で月岡芳年の特集番組を見た。それに触発されて、本作品を読んでみた。現代の人間がこれらの浮世絵を見て、怖い、とか、目を逸らしたくなるとか、思うかといえば、そうはならないと思う。 しかし当時の文化、大衆が求めていたもの、それによって浮世絵師が工夫を凝らしたり、インスパイアされたりしたものが分かって、面白い。歌川国芳「相馬の古内裏」月岡芳年の血みどろ絵はやはり圧巻。
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2016.8.2-8.28に開催の「怖い浮世絵展」(太田記念美術館)の図録を兼ねる本。 幽霊、化け物、血みどろ絵、に分けて収録。 幽霊、化け物は当時の読み本や言い伝えなどから、多くの題材になっている感じだ。血みどろ絵にしても題材は多くは歴史に残る戦闘場面だ。 表紙は歌川国芳「...
2016.8.2-8.28に開催の「怖い浮世絵展」(太田記念美術館)の図録を兼ねる本。 幽霊、化け物、血みどろ絵、に分けて収録。 幽霊、化け物は当時の読み本や言い伝えなどから、多くの題材になっている感じだ。血みどろ絵にしても題材は多くは歴史に残る戦闘場面だ。 表紙は歌川国芳「四代目市川小団次の於岩ぼうこん」嘉永元年(1848) お岩さんの絵はほかに 歌川国貞、葛飾北斎、のものが載っている。 月岡芳年は <幽霊> 「新形三十六怪撰 ほたむとうろう」明治24年 「和漢百物語 主馬介卜部季武」元治2年(1865)夜道で出くわす赤子を抱いた幽霊 「大日本名将鑑 大将軍田道の霊」明治13年(1880) 仁徳天皇の時代、田道が蝦夷鎮圧に向かう図。大蛇が大きく描かれる。 「郵便報知新聞 第614号 これまでの悪行忘れるな」明治8年(1875)盗賊庄吉がこれまでの悪行で殺した幽霊におびえる図 <化け物>では 「羅城門渡邉綱鬼腕斬之図」明治21年 鬼 ほか、蜘蛛、骸骨など13点。芳年のほかには、歌川芳艶、歌川国芳などの巨大ウワバミ、化け猫など。発想のもとは曲亭馬琴や山東京伝の同時代の読本など。 <血みどろ絵>では 「英名二十八衆句」「魁題百撰相」など。やはり百撰相の顔のアップは印象が強い。 15×11cm 厚さ2.4cm コンパクトな本 2016.8.2初版 図書館
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一 幽霊 二 化け物 三 血みどろ絵 「怖い」浮世絵の集大成本。 幽霊、化け物は、確かに怖い。 でも。。 自分は、血みどろ絵が一番怖かったぞ。 つまり、人間が一番残虐で怖いってことか? 紹介されている中では一番、時代が近い月岡芳年。 「月百姿 源氏夕顔巻」(82頁)が、すごい...
一 幽霊 二 化け物 三 血みどろ絵 「怖い」浮世絵の集大成本。 幽霊、化け物は、確かに怖い。 でも。。 自分は、血みどろ絵が一番怖かったぞ。 つまり、人間が一番残虐で怖いってことか? 紹介されている中では一番、時代が近い月岡芳年。 「月百姿 源氏夕顔巻」(82頁)が、すごい現代的で綺麗幽霊画。 「幽霊之図 うぶめ」(84頁)も、現代的な描き方で、とても綺麗。でも、とても悲しい雰囲気の幽霊図。 怪奇絵というと、歌川国芳、国貞が好きだったけれど、改めて月岡芳年の絵を好きだなーと思えた。
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