怖い浮世絵 の商品レビュー
勝頼於天目山逐討死図。すごい、迫力…。なぜかメチャクチャ惹かれました。 月岡芳年と落合芳幾が好きなので、購入し読んでみました。読みやすくて、読み応えがありました。 顔をしかめる様な浮世絵も多かったのですが、解説文が短いながらも分かりやすくて、大変勉強になりました!
Posted by
日野原健司著、太田美術館監修の「へんな浮世絵」「かわいい浮世絵」に続遺伝子3冊目借りてきました。 前2冊が何サイズっていうんですかね。適当なサイズに適当な薄さだったので今回も同じような感じを予想してたんですが文庫本サイズで座談会なんかも入れて約300ページ。「幽霊」「化け物」「...
日野原健司著、太田美術館監修の「へんな浮世絵」「かわいい浮世絵」に続遺伝子3冊目借りてきました。 前2冊が何サイズっていうんですかね。適当なサイズに適当な薄さだったので今回も同じような感じを予想してたんですが文庫本サイズで座談会なんかも入れて約300ページ。「幽霊」「化け物」「血みどろ」と三つの章に分かれて紹介されます。 「幽霊」「化け物」あたりは私の好きな時代が中心ということもあり既知の作品ばかり。だから退屈というわけではないですが解説もかなりライトに仕上がってますし見開き紹介とはいえなんせ文庫本サイズですから「まぁそうね」って感じでサクサク進みます。 今更言うまでもないですが構図から配色から人物の表情ポーズ、素晴らしいですね。特に筋肉の強張り、指先で見せる表情は徹底した人物観察を感じさせてくれます。 私がこの前半2つの章で(別にこの本に限ったことでなく)いつも不思議に思うことがあるんですが、これだけの想像力と構成力、デザイン力、一瞬の静止画でありながら前後の動きを想像させる、形のないオーラを見せるのが得意なんですよね日本人って。後々の特撮ヒーローものの怪獣怪人デザインとか(ハカイダーはちょっと美しすぎるから置いといて。解決ライオン丸の敵とか極め付けはバロムワンの敵とか。あんなん誰が思いつきます?)、アニメの悪役(デビルマンとかドロロン閻魔くんとかの敵とか)なんかのデザインを見てても「日本人みんな頭イカれてんのか」って思われるくらいぶっ飛んでると思うんですよ。 でも浮世絵に出てくる「妖怪」がどれもこれも想像力の限界を感じるんですよね。目鼻口耳を大きく描いたり牙つけて爪伸ばして首伸ばして鱗生やしたところで「位置」があんまりずれてないというか。それじゃあんまり怖くないですよね。欧州では悪魔の概念があったからか15-16世紀からかなりデザイン性の高いものが絵画に登場しますが(地獄に堕ちた時に鬼に拷問受けるのと、本人が人でないものになってしまうことの違いもありますかね)当時の日本人の想像力をもってすればもっと妖怪に自由を持たせることが出来たのでは?と思います。まぁバロムワンの敵たちはやりすぎですけどね。 「血みどろ」明治の浮世絵が多くなってくるので私があんまり好きではないものが多いのですが、今回改めて「月岡芳年いいな」と思えました。 今までちょっと綺麗すぎてなんか現代を感じたというか、もっと平面的な美を感じたかったというか。でもこれはこれでいいですねやはり。 最後の座談会。 言ってることはまぁ分かる。分かるんだけど残酷とエロの融合あたりは男4人で話すのはちょっと厳しいかも。私が気にしすぎなんでしょうけど棒状のものや粘性の高いものを食べてる女性を性的に揶揄うのと通じてる気がする。「◯◯はこうである」の前に「我々男は加害欲と性欲の違いも分からないほどにバカだからこういう作品にもこういう点に魅力を感じてしまう」としそれに対する女性の見解もあってこその座談会なのでは。 どれも良かったですが一番はP92 羅城門渡邉綱鬼腕斬之図(明治21、1888)大判錦絵縦二枚続 月岡芳年 ですかね。
Posted by
先月、日曜美術館で月岡芳年の特集番組を見た。それに触発されて、本作品を読んでみた。現代の人間がこれらの浮世絵を見て、怖い、とか、目を逸らしたくなるとか、思うかといえば、そうはならないと思う。 しかし当時の文化、大衆が求めていたもの、それによって浮世絵師が工夫を凝らしたり、インスパ...
先月、日曜美術館で月岡芳年の特集番組を見た。それに触発されて、本作品を読んでみた。現代の人間がこれらの浮世絵を見て、怖い、とか、目を逸らしたくなるとか、思うかといえば、そうはならないと思う。 しかし当時の文化、大衆が求めていたもの、それによって浮世絵師が工夫を凝らしたり、インスパイアされたりしたものが分かって、面白い。歌川国芳「相馬の古内裏」月岡芳年の血みどろ絵はやはり圧巻。
Posted by
2016.8.2-8.28に開催の「怖い浮世絵展」(太田記念美術館)の図録を兼ねる本。 幽霊、化け物、血みどろ絵、に分けて収録。 幽霊、化け物は当時の読み本や言い伝えなどから、多くの題材になっている感じだ。血みどろ絵にしても題材は多くは歴史に残る戦闘場面だ。 表紙は歌川国芳「...
2016.8.2-8.28に開催の「怖い浮世絵展」(太田記念美術館)の図録を兼ねる本。 幽霊、化け物、血みどろ絵、に分けて収録。 幽霊、化け物は当時の読み本や言い伝えなどから、多くの題材になっている感じだ。血みどろ絵にしても題材は多くは歴史に残る戦闘場面だ。 表紙は歌川国芳「四代目市川小団次の於岩ぼうこん」嘉永元年(1848) お岩さんの絵はほかに 歌川国貞、葛飾北斎、のものが載っている。 月岡芳年は <幽霊> 「新形三十六怪撰 ほたむとうろう」明治24年 「和漢百物語 主馬介卜部季武」元治2年(1865)夜道で出くわす赤子を抱いた幽霊 「大日本名将鑑 大将軍田道の霊」明治13年(1880) 仁徳天皇の時代、田道が蝦夷鎮圧に向かう図。大蛇が大きく描かれる。 「郵便報知新聞 第614号 これまでの悪行忘れるな」明治8年(1875)盗賊庄吉がこれまでの悪行で殺した幽霊におびえる図 <化け物>では 「羅城門渡邉綱鬼腕斬之図」明治21年 鬼 ほか、蜘蛛、骸骨など13点。芳年のほかには、歌川芳艶、歌川国芳などの巨大ウワバミ、化け猫など。発想のもとは曲亭馬琴や山東京伝の同時代の読本など。 <血みどろ絵>では 「英名二十八衆句」「魁題百撰相」など。やはり百撰相の顔のアップは印象が強い。 15×11cm 厚さ2.4cm コンパクトな本 2016.8.2初版 図書館
Posted by
一 幽霊 二 化け物 三 血みどろ絵 「怖い」浮世絵の集大成本。 幽霊、化け物は、確かに怖い。 でも。。 自分は、血みどろ絵が一番怖かったぞ。 つまり、人間が一番残虐で怖いってことか? 紹介されている中では一番、時代が近い月岡芳年。 「月百姿 源氏夕顔巻」(82頁)が、すごい...
一 幽霊 二 化け物 三 血みどろ絵 「怖い」浮世絵の集大成本。 幽霊、化け物は、確かに怖い。 でも。。 自分は、血みどろ絵が一番怖かったぞ。 つまり、人間が一番残虐で怖いってことか? 紹介されている中では一番、時代が近い月岡芳年。 「月百姿 源氏夕顔巻」(82頁)が、すごい現代的で綺麗幽霊画。 「幽霊之図 うぶめ」(84頁)も、現代的な描き方で、とても綺麗。でも、とても悲しい雰囲気の幽霊図。 怪奇絵というと、歌川国芳、国貞が好きだったけれど、改めて月岡芳年の絵を好きだなーと思えた。
Posted by
月岡芳年や歌川国芳、葛飾北斎、歌川国貞など天才絵師たちの“腕冴え渡る"恐怖の名品100選。 四谷怪談のお岩さんをはじめとする恨めしい幽霊たち、鬼・海坊主・土蜘蛛などの異形の化け物、 戦国や幕末など混乱の時代を舞台にした凄惨な血みどろ絵まで。解説付。
Posted by
なんで血みどろ錦絵が多いんだ!テレビの衝撃映像だとかネットのカゲキ画像があるように、その時代の最先端のテーマは固定化されているのかも知れない。
Posted by
浮世絵といえば、役者絵、美人画、風景画ですが、それ以外のテーマ、お化けやスプラッターといった異形のテーマを取り上げています。幕末以降作品が並びます。浮世絵の末期と理解すればいいのでしょうか?先日読み終えた「眩」のヒロイン葛飾応為のような画境からの発展形があれば、明治の日本画壇も違...
浮世絵といえば、役者絵、美人画、風景画ですが、それ以外のテーマ、お化けやスプラッターといった異形のテーマを取り上げています。幕末以降作品が並びます。浮世絵の末期と理解すればいいのでしょうか?先日読み終えた「眩」のヒロイン葛飾応為のような画境からの発展形があれば、明治の日本画壇も違っていたでしょうに。
Posted by
- 1
