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手のひらの音符 新潮文庫
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手のひらの音符 新潮文庫

藤岡陽子(著者)

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手のひらの音符 新潮文庫

693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/09/01
JAN 9784101205618

手のひらの音符

¥693

商品レビュー

4.2

189件のお客様レビュー

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2024/10/27

泣きそうになった〜。感動ポイントを簡潔に書こうとするとチープになってしまいそうだからあえて書かないけど本当に良かった。

Posted by ブクログ

2024/09/09

最近、藤岡陽子さんにはまりつつある笑 今回は『手のひらの音符』 現在進行形の今を時間軸の主軸として、過去を回想する物語は多いが、本作は過去の回想が主軸になっている。 デザイナーとして働き方の転機に立たされている水樹が、恩師の入院見舞いに帰省したのをキッカケに、過去の記憶が甦る。...

最近、藤岡陽子さんにはまりつつある笑 今回は『手のひらの音符』 現在進行形の今を時間軸の主軸として、過去を回想する物語は多いが、本作は過去の回想が主軸になっている。 デザイナーとして働き方の転機に立たされている水樹が、恩師の入院見舞いに帰省したのをキッカケに、過去の記憶が甦る。 裕福とは言えないながらも団地で支え合って 生きてきた幼少期 とりわけ幼馴染の森嶋三兄弟のこと。 連絡が途絶えてしまった過去への回想から、 恩師に背中を押してもらった進路の選択。 複雑な家庭環境を抱えながら懸命に生きてきた さなかの大切な人との死別。 物語の背景には苛めや発達障害、貧富の差といった問題が見え隠れする。 自立して大人になった今から過去を回想することは、否応なく社会が小さくなっていくため家族との深かった濃度を想起させる。そして、水樹の中で確かにそこにあったものが、再び意思を持って動き出す。 派手さはないけれど、ただそこにあるありふれた日常だからこそ、共感ポイントが多い作品だった。 タイトル『手のひらの音符』の意味が読後しっとりと胸に広がる。 ただ、何度か目頭が熱くなったが、肝心なシーンの描写が省略されて場面切替されることが多く、欲しがりな私には少し物足りなさを感じた。 これは読者の豊かな感受性で想像して下さいってことなのか?いっそのこと涙腺崩壊する位に心を揺さぶって欲しいんですが・・・ というわけで消化不良のため星4だったが、とても心温かく勇気付けられる作品だった。

Posted by ブクログ

2024/08/27

服飾業界のこと、発達障害のこと、バブルくらいの不安定な経済状況など様々な要素が含まれているのに、混乱することなく読了後にすっきりとする素晴らしい小説だと思います。登場人物みんな共通して、うまくいかなくても諦めずに歩みを進めるという姿勢が感じられ、自分もがんばろうと思えるお話でした...

服飾業界のこと、発達障害のこと、バブルくらいの不安定な経済状況など様々な要素が含まれているのに、混乱することなく読了後にすっきりとする素晴らしい小説だと思います。登場人物みんな共通して、うまくいかなくても諦めずに歩みを進めるという姿勢が感じられ、自分もがんばろうと思えるお話でした。

Posted by ブクログ

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