商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
| 発売年月日 | 2016/09/10 |
| JAN | 9784865780833 |
- 書籍
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苦海浄土 全三部
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苦海浄土 全三部
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商品レビュー
4.8
7件のお客様レビュー
開いたはらわたが光に晒されているような、悍ましいけれど同時に美しさもある、何とも言い難い本だった。 文体の美しさに酔ってしまいそうになるが、この酩酊感は都市の言葉を身につける以前の私たちのあり様だったのではないか、と思う。 都市の論理が日本という国を席巻していった時代、そこから取...
開いたはらわたが光に晒されているような、悍ましいけれど同時に美しさもある、何とも言い難い本だった。 文体の美しさに酔ってしまいそうになるが、この酩酊感は都市の言葉を身につける以前の私たちのあり様だったのではないか、と思う。 都市の論理が日本という国を席巻していった時代、そこから取り残されてゆく人々の苦難のルポタージュという側面は確かにあるのだけれど、それよりも海と共に生きる人々の持っていた世界の豊穣さ、生の濃密さの記録と言う面の方が強いのでは。 この本と、詩の全集を合わせて読むと両者が響き合って本当にすごい。
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指を切って血で清書させるくだりが強く印象に残った。何年もかけて綴られた文。文学。ペンの強さを信じ続けていたのだろう。方言や詩、報告書などの引用──様々な形態をとりながら描かれ、迫真の文学だ。
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石牟礼道子が亡くなって3年半も経つということが、にわかに信じ難い。 三部作の合本は鈍器のように重いが、物理的な重さを超える重量と重力が宿る。執念いやむしろ怨念めいた筆致の裏には、彼の地に根付いてる宗教的人類への博愛と、断罪が滲んでる気がしてならない。 マイルストーンとはこういう作...
石牟礼道子が亡くなって3年半も経つということが、にわかに信じ難い。 三部作の合本は鈍器のように重いが、物理的な重さを超える重量と重力が宿る。執念いやむしろ怨念めいた筆致の裏には、彼の地に根付いてる宗教的人類への博愛と、断罪が滲んでる気がしてならない。 マイルストーンとはこういう作品のことだと思う。
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