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東京會舘とわたし(上) 旧館
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東京會舘とわたし(上) 旧館

辻村深月(著者)

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東京會舘とわたし(上) 旧館

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞出版
発売年月日 2016/07/30
JAN 9784620108216

東京會舘とわたし(上)

¥1,650

商品レビュー

3.9

182件のお客様レビュー

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2025/12/10

図書館にて。 夫が東京会館にゆかりがあり、お誕生日のお祝いに初めてレストランを予約して足を踏み入れた。 その関係で、前から気になっていたこの本を読んでみた。 小説仕立てではあったが、戦前からの東京会館の歴史、関わる人たちの矜持や誇りなどが伝わってきて、今回ここに行けて本当に良か...

図書館にて。 夫が東京会館にゆかりがあり、お誕生日のお祝いに初めてレストランを予約して足を踏み入れた。 その関係で、前から気になっていたこの本を読んでみた。 小説仕立てではあったが、戦前からの東京会館の歴史、関わる人たちの矜持や誇りなどが伝わってきて、今回ここに行けて本当に良かったと思った。 今回私たちが行ったのは神保町の新館の方だったが、日比谷の本館にもぜひ行ってみたい。 モーニングフィズ、ぜひ飲んでみたい。

Posted by ブクログ

2025/10/20

長期の積読。 最初少し読んでこれはあんまり好きじゃないかもと思ったけど、2章からは少し楽しめてきた。 東京會舘って全然知らなくて、こんな施設が大正に出来ていたのは驚き。 創業約1年後には関東大震災にあったりなど、この建物の歴史を知れた。 フィクションだけど知ってる名前も出てきて、...

長期の積読。 最初少し読んでこれはあんまり好きじゃないかもと思ったけど、2章からは少し楽しめてきた。 東京會舘って全然知らなくて、こんな施設が大正に出来ていたのは驚き。 創業約1年後には関東大震災にあったりなど、この建物の歴史を知れた。 フィクションだけど知ってる名前も出てきて、そこは本当の事だったのかな? 感動物語というよりも、勉強になりつつほっこりする本。 下巻に続く。

Posted by ブクログ

2025/10/17

表題にあるとおり「東京會館」とわ・た・し~ 戦前戦後東京オリンピックの時間迄、東京會舘と対峙する「わたし」をそれぞれの立ち位置で綴って行く。 もともと辻村さんの心理描写手法には素晴らしいものを感じているだけに、読み始めて、すぐ、引き込まれ一気読みした。 會舘から會舘の流れが持つ...

表題にあるとおり「東京會館」とわ・た・し~ 戦前戦後東京オリンピックの時間迄、東京會舘と対峙する「わたし」をそれぞれの立ち位置で綴って行く。 もともと辻村さんの心理描写手法には素晴らしいものを感じているだけに、読み始めて、すぐ、引き込まれ一気読みした。 會舘から會舘の流れが持つ歴史の足音迄響てくる。 ブルジョワしか聞かれなかったであろうクライスラーのヴァイオリンコンサート、灯火管制下での「式が初対面」的結婚、GHQ接収の下でのカクテルの工夫、製菓部と事務部の相克が感じられる「お土産」開発の裏話・・制維持中から戦後まで一人一人に話があるのが当然なその時間、「切り取った」断面が活き活きと語られて行く。 一番好きだったのは「灯火管制の下で」・・その年齢その立場なら、私も同じような気持ちを持ちえたであろう花嫁の想い。 謹厳実直そうなとびっきりの秀才、未来の裁判官と結ばれたシズ・・いわばかブルジョワの最たるものと言えばそれまでだが。 当時、貧しき者も富たるものもこうやって人生を歩いて行った足跡。 美容室のトップレベルに上がりつめたであろう遠藤さん、ミルク入りジンフィズを生み出した今井さん、章を越えて登場するキャラも面白い。

Posted by ブクログ