東京會舘とわたし(上) の商品レビュー
東京會舘を舞台に時代ごとに物語が用意されており、東京會舘を共通点として展開されるもの。 後ほどの物語で、以前出てきた人が登場すると、おっ!!と思い、少し嬉しくなったりします。 ただ、最初の数個の物語は自分好みではなかったため、満点評価にしていませんが、東京會舘のバーでのオリジナ...
東京會舘を舞台に時代ごとに物語が用意されており、東京會舘を共通点として展開されるもの。 後ほどの物語で、以前出てきた人が登場すると、おっ!!と思い、少し嬉しくなったりします。 ただ、最初の数個の物語は自分好みではなかったため、満点評価にしていませんが、東京會舘のバーでのオリジナルカクテル「會舘フィズ(モーニングフィズ)」、持ち帰りお菓子の「パピヨン」「ガトー」などの誕生秘話が記載されています。 正直、実話かよくわかりませんが、著書をきっかけに東京會舘に行ってみたい!と思わせてくれる1冊です。後編もどのように展開されるかワクワクです。
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⭐️3.8 誰かの日記を読んでいるようなそんな感覚になった。 個人的に印象に残ってる短編から。 結婚というものの厳かさは今は減ったように思う。 同棲。授かり婚。そういうものが当たり前になりつつある。 少しの見合いでしか知らない相手と結婚したら急速に変わる環境。 昔の婚姻というも...
⭐️3.8 誰かの日記を読んでいるようなそんな感覚になった。 個人的に印象に残ってる短編から。 結婚というものの厳かさは今は減ったように思う。 同棲。授かり婚。そういうものが当たり前になりつつある。 少しの見合いでしか知らない相手と結婚したら急速に変わる環境。 昔の婚姻というものは凄く覚悟のいるものだったのだなと思う。 時代の流れの中にずっと佇んでいた東京會舘が見てきた人間模様を、本書を通して感じられることをとても嬉しく思う。 今ある色々なこと全てに歴史があって、その時代を生きた人がいることを忘れたくないと思った。
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5篇の短篇集 物語はフィクションだが東京會舘に行ったことがある人だと、これが旧館の話であっても館内の情景が脳内で想像されることだろう。 それだけインパクトのある荘厳な建物。 私は第五篇が一番好きだ。 歴史を重ねた會舘に相応しいこだわりを持つ男の話。最後の短い夫婦とのやり取りの回...
5篇の短篇集 物語はフィクションだが東京會舘に行ったことがある人だと、これが旧館の話であっても館内の情景が脳内で想像されることだろう。 それだけインパクトのある荘厳な建物。 私は第五篇が一番好きだ。 歴史を重ねた會舘に相応しいこだわりを持つ男の話。最後の短い夫婦とのやり取りの回想もまた良い。 楽しい、ワクワクするような本ではないが、休日心穏やかに読書の時間を過ごしたい時にとても良い本だった。
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創業、大正十一年。 東京、丸の内に建つ東京會舘は、二度の大震災を経験し、なおかつ太平洋戦争前、大政翼賛会の本部となった。 この場所が見てきた百年の歴史の幕開け。 誰でも自由に利用できるよう社交の民衆化を本位とする東京會舘は、幾人もの人々と共に一から歴史を築いていった。 恋い焦が...
創業、大正十一年。 東京、丸の内に建つ東京會舘は、二度の大震災を経験し、なおかつ太平洋戦争前、大政翼賛会の本部となった。 この場所が見てきた百年の歴史の幕開け。 誰でも自由に利用できるよう社交の民衆化を本位とする東京會舘は、幾人もの人々と共に一から歴史を築いていった。 恋い焦がれる想いにも似た、また魂を持っていかれるような、圧倒的何かに人々がひれ伏してきた瞬間が、この場所に幾度もあったのだと知った。 新しい時代の到来を、そして衰退を、この場所は何度見てきたのだろう。 震災で負った大きな亀裂も、戦後の六年半にわたるGHQの接収も、まるで嵐のように過ぎ去っていった。 思い出ばなしのなかで美しく甦り、狂おしいほど大変に慈しまれてきたことがわかる。 まるで會舘自体に聞かせるように、いや、一緒に思い出を語るかのように感じられた。 目まぐるしく変わり続けた東京會舘の百年。 昨日のことのように紡がれる物語に胸が熱くなる。 彼らの感慨が胸に迫る様子がひしひしと伝わり、まっすぐさがどこまでも心地よかった。
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平凡なタイトルからずっと手に取らなかったことを後悔。生き生きとした文章から伝わってくるそれぞれのあの日の思い。私も東京會舘の片隅で、その歴史を見守ってきたような錯覚を覚えた。そこは誰かにとってのプライドを胸に働く場所。心遣い1つで人の心に灯りを灯す。そして誰かにとっての自分を温か...
平凡なタイトルからずっと手に取らなかったことを後悔。生き生きとした文章から伝わってくるそれぞれのあの日の思い。私も東京會舘の片隅で、その歴史を見守ってきたような錯覚を覚えた。そこは誰かにとってのプライドを胸に働く場所。心遣い1つで人の心に灯りを灯す。そして誰かにとっての自分を温かく迎えてくれる場所。そこで過ごした時間は一生の宝物。そんな建物と人との素敵な関係が、大正時代から受け継がれてきたことに胸がいっぱいに。効率化という言葉に奪われた失くしてはいけない大切なものが、ここではまだ生きているような気がした。
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図書館にて。 夫が東京会館にゆかりがあり、お誕生日のお祝いに初めてレストランを予約して足を踏み入れた。 その関係で、前から気になっていたこの本を読んでみた。 小説仕立てではあったが、戦前からの東京会館の歴史、関わる人たちの矜持や誇りなどが伝わってきて、今回ここに行けて本当に良か...
図書館にて。 夫が東京会館にゆかりがあり、お誕生日のお祝いに初めてレストランを予約して足を踏み入れた。 その関係で、前から気になっていたこの本を読んでみた。 小説仕立てではあったが、戦前からの東京会館の歴史、関わる人たちの矜持や誇りなどが伝わってきて、今回ここに行けて本当に良かったと思った。 今回私たちが行ったのは神保町の新館の方だったが、日比谷の本館にもぜひ行ってみたい。 モーニングフィズ、ぜひ飲んでみたい。
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長期の積読。 最初少し読んでこれはあんまり好きじゃないかもと思ったけど、2章からは少し楽しめてきた。 東京會舘って全然知らなくて、こんな施設が大正に出来ていたのは驚き。 創業約1年後には関東大震災にあったりなど、この建物の歴史を知れた。 フィクションだけど知ってる名前も出てきて、...
長期の積読。 最初少し読んでこれはあんまり好きじゃないかもと思ったけど、2章からは少し楽しめてきた。 東京會舘って全然知らなくて、こんな施設が大正に出来ていたのは驚き。 創業約1年後には関東大震災にあったりなど、この建物の歴史を知れた。 フィクションだけど知ってる名前も出てきて、そこは本当の事だったのかな? 感動物語というよりも、勉強になりつつほっこりする本。 下巻に続く。
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※このレビューにはネタバレを含みます
東京丸の内に実在した東京會舘の開業から戦中、GHQ統制下の戦後、現在に至るまで、そこで働いたまたは利用した人々の物語。 実在の東京會舘のバーテンダー、お菓子職人等の物語は、私の知らない世界を教えてくれて大変興味深かった。ここに出てくる人々は、バーテンダーの中のバーテンダーの称号といわれる「ミスターマティーニ」と呼ばれる人、日本の洋菓子の祖と呼ばれる菓子職人だけれど、どれもちょっとキレイゴト過ぎる感じがしないでもない。 上下巻合わせて十話の話があったけれど、「金環のお祝い」が最も良かった!金婚式を一人で祝う?話だったけれど、私もそれに近づきつつあるということかな~ 私も何度か東京に行ったけれど、東京會舘の存在はこの本で初めて知った。かなり、有名なんだね。。。 こうして、東京會舘の話を読んでいると東京會舘の関連施設とかに行ってみたい気がするけれど、さすがにレストランでの食事は私には敷居が高過ぎる感じだ。せめて持ち帰りのお菓子くらいは買って食べてみようかなと思った。チーズのパイのパピオンとかね。。
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どの話も東京會舘で働く人、集う人達の東京會舘への深い愛に溢れていた。大正、昭和、平成を生き抜いてきた建物はたくさんの人の支えになったようです。
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下巻を前に… 時代の変遷とともにある 東京會舘の歴史 東京會舘を知らなかったので興味深い 第5章で菓子へのこだわりを知る パピヨン、チーズパイを 購入してみたい
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