1,800円以上の注文で送料無料

ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト! 光文社文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト! 光文社文庫

原宏一(著者)

追加する に追加する

ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト! 光文社文庫

748

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/07/12
JAN 9784334773199

ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!

¥748

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/01/10

高校を中退して中華料理屋に入ったはいいが、彼女との喧嘩から、料理人をやめて大学を目指すことにした勇人。一人、独学で勉強するために住んだアパートの1階では、退職して独学で本格ソーセージ(ヴルスト)作りを始めたばかりの髭太郎こと藤巻がいた。勇人は髭太郎に勉強の邪魔をされているうちに、...

高校を中退して中華料理屋に入ったはいいが、彼女との喧嘩から、料理人をやめて大学を目指すことにした勇人。一人、独学で勉強するために住んだアパートの1階では、退職して独学で本格ソーセージ(ヴルスト)作りを始めたばかりの髭太郎こと藤巻がいた。勇人は髭太郎に勉強の邪魔をされているうちに、ソーセージ作りに取り込まれていく…。 ソーセージをひたすら「ヴルスト」と書き続ける、少々無理のある部分に引っかかりを禁じ得ないのはともかく、割とあっさりと読める軽めのドラマの脚本のような一冊である。 キャラクター付けのあまりされていない勇人が、強烈な髭太郎、大家、飛田爺などに振り回されていくという、漫画やドラマにうってつけのストーリー展開で、最初から最後まで、読みにくいと感じる部分は感じないであろう。 また、ヴルスト作りは、最初に大失敗、そこからなにが足りなかったのかをなんとなく気がついていくという、積み上げていくストーリー展開も王道のものである。 しかし、いろいろと足りない。 作者の書きたいことはわかる。でも描きたいものは始終ぼんやりとしており、書きたいこと書きたいことと前のめりで詰め込まれている。「誰々がなにをした、次に誰がこうして、その次には」という具合で、特に会話文を中心に作り込みの甘い部分が目立つ。こといちばん重要な髭太郎のセリフが、取ってつけたような説明口調で、もうちょっと会話のシミュレーションを行ってから書いてほしかった。 また、肝心のヴルスト記述は、最初から最後までフワッと曖昧なのも痛い。特にドイツで本物をという部分は、作者がドイツ旅行したのかな?〇〇駅から90分、そこからICEに乗って、なんて書いてるけど、これはガイドブックの引き写しではないかな?という解像度の低さ。まあたぶん、ドイツでヴルストを食べたところから、本作の着想を得たのであろうことは理解できたが、ヴルストのモノとしての説明から、ドイツの風景に至るまで、フォーカスのボケた素描を眺めているような感じである。 一番描かなきゃいけなかったヴルストの味、改善してきた味なども、「うまい」だけで良いのか? 文字の多いプロットという印象の1冊である。

Posted by ブクログ

2021/06/17

ソーセージ等をほとんど理解しておらず接していた事に気付かされた。細かい事まで知ることが出来、色々試食していきたいと思わせる内容だった。 主人公の成長後の姿をまた別のストーリーで描いてほしい。

Posted by ブクログ

2020/11/08

原宏一さんの本は前から好きで、今回も“外したくない”との思いでこの本を手に取ったが。 期待以上に面白かった‼︎ ソーセージ作りに関する話がメインだが、とにかくソーセージ作りの描写が抜群にうまくて、ついソーセージを食べたくなるし、登場人物の個性や個々のストーリーがとても面白く、...

原宏一さんの本は前から好きで、今回も“外したくない”との思いでこの本を手に取ったが。 期待以上に面白かった‼︎ ソーセージ作りに関する話がメインだが、とにかくソーセージ作りの描写が抜群にうまくて、ついソーセージを食べたくなるし、登場人物の個性や個々のストーリーがとても面白く、あっという間に読破してしまった。 熱をもって人生を駆け抜ける楽しさや面白さを実感し、また羨ましくもなった。 間違いなくオススメの本‼︎

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品