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1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/05/26 |
JAN | 9784087816105 |
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1974年のサマークリスマス
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リアルタイムで林パックを聴いた世代だが、サブカルの世界にはまるまでのめりこめなかった。ハコやシェイクスピアシアターなどに行った程度。 60年代の学園紛争世代は、大人は悪とし、高倉健などに自らを投影できた。70年代、そう簡単に割り切れない世代で、投影の対象が見えなかった。 日本映画界も、東映任侠映画も日活青春映画も行き詰まり、日本映画が低迷した時代。そこに資金をかけられない低価格の日活ロマンポルノとか2~3流の監督の採用がある。「8月の濡れた砂」「青春の蹉跌」「赤い鳥逃げた?」など、NYシネマ(明日に向かって撃てなど)と違う、社会の流れに乗り切れない主人公に自己を投影する若者。その案内人としての林よしお。日本映画の再興に貢献したので、歌う映画スター狂演に多くの映画人が参加した。文芸座等に行けばよかったと思い、今更ながら、70年邦画を発掘し、みている。 「自分の評価するものを紹介する」ということで当時まだ無名の荒井由実を発掘、山崎ハコなどを紹介した。 その時代のサブカルの青年群像である。 死蔵している「下落合本舗~」を読み直そうと思う。
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僕が聴いていたのは1980年のパックインミュージックでの林美雄であって、それは彼の全盛期ではなかったということがよ〜くわかった。 1970年に始まり1974年に終わったパックインミュージック金曜第二部と、その後の1975年に林を中心に開催された「唄う銀幕スター夢の狂宴」までの林美...
僕が聴いていたのは1980年のパックインミュージックでの林美雄であって、それは彼の全盛期ではなかったということがよ〜くわかった。 1970年に始まり1974年に終わったパックインミュージック金曜第二部と、その後の1975年に林を中心に開催された「唄う銀幕スター夢の狂宴」までの林美雄の活躍?とその魅力を様々な証言から丁寧に描いている。 TBSの社員アナウンサーである彼が光を当てたりフックアップした映画やミュージシャンがどれだけあったか。 もしかすると忘れられてしまったかもしれない林美雄の活動の軌跡を、膨大な作業でまとめた著者には感謝。二次資料だけじゃなくて直接いろんな人に会って話を聞いたんだなってことがよくわかる。 僕と同じ時期に聴いていた水道橋博士がノートに付けていた「ユアヒットしないパレード」のチャートは、まさに当時のサブカル的なミュージシャンの名前が並んでいる。僕も少しは影響受けているってこと。4.0
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柳澤健「19××年の〜」シリーズだけど今回の舞台はリングじゃなくて深夜放送のラジオのブース。TBSパックインミュージックの金曜日のパーソナリティ林美雄を触媒とした70年代の若者たちの物語です。あさま山荘以降なんとなくクリスタル以前の「オレはここにいるよ」の連帯がここにはあります。...
柳澤健「19××年の〜」シリーズだけど今回の舞台はリングじゃなくて深夜放送のラジオのブース。TBSパックインミュージックの金曜日のパーソナリティ林美雄を触媒とした70年代の若者たちの物語です。あさま山荘以降なんとなくクリスタル以前の「オレはここにいるよ」の連帯がここにはあります。中学生には深夜過ぎたのと林美雄の声が美声過ぎて敬遠したので直接のリスナーではなかったのですがたぶん自分が影響をモロに受けていた「青春」の母型はここにあります。ティーンエイジャーにとっての政治の季節と消費の季節の端境期に林美雄は彼らにとって一緒に歩いてくれるお兄さんだったのですね。嫌味じゃなくてこんな緩いサラリーマンが許されていたんだからマスコミの就職人気高くなるはず。そんなメディアの余裕もいま何処…
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