![セネカ哲学する政治家 ネロ帝宮廷の日々](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001867/0018674223LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2016/05/01 |
JAN | 9784560084977 |
- 書籍
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セネカ哲学する政治家
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セネカ哲学する政治家
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ストア派の哲学者として美しい理想を語りながら、ネロ帝の助言者として深く政治と殺人、陰謀に関与したセネカの人生を追う本。セネカの分裂したように見える二つの顔を「人間過ぎるほどの人間」として統合して提示しようとする。 必然的にネロ帝の人生をも追う形になるのだが、そのめちゃくちゃな転落...
ストア派の哲学者として美しい理想を語りながら、ネロ帝の助言者として深く政治と殺人、陰謀に関与したセネカの人生を追う本。セネカの分裂したように見える二つの顔を「人間過ぎるほどの人間」として統合して提示しようとする。 必然的にネロ帝の人生をも追う形になるのだが、そのめちゃくちゃな転落っぷりが面白くて引き込まれてしまった。ネロ帝の度重なる非道な親族殺害にも関与していたであろうセネカだが、その行為についてどう自分の中で折り合いをつけていたのか?は大きな謎として残されている。政治的な事柄については著作ではほとんど触れられることはなかったということ、それ自体が答えであるような気もして、やはり自分の中でも折り合いがつかないままにいたのだろう。自殺の賞賛、政治から遠ざかって哲学をするようにという勧め、これらをどんな顔して書いていたのか?これからセネカを読んでいこうと思っているので、面白い視点をもらってとてもありがたい。
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