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潮鳴り 祥伝社文庫
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潮鳴り 祥伝社文庫

葉室麟(著者)

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潮鳴り 祥伝社文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2016/05/12
JAN 9784396342098

潮鳴り

¥770

商品レビュー

4.2

37件のお客様レビュー

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2025/08/31

葉室作品、いつも色々な事を考えさせられる 自分の人生はどうすべきか これで良いのか 振り返るのでは無く、これから先をどう生きるべきか 中々簡単ではない この作品は一つの道標と思う

Posted by ブクログ

2025/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どん底から這い上がり悪を成敗する。わかりやすく読みやすかった。とんとん拍子に味方が増えていくのが出来すぎてると感じだけど逆に安心感があり、多くの口コミで見る通りエンタメとして楽しめた。 作中何度もでてくる「落ちてしまった花をもう一度咲かせることができるのか」の問いを通して主人公伊吹櫂蔵の再生までが描かれているが、解説にある通り 「誰かのために生き直そうすることが自らの再生になる」。人は人によって生かされてる。

Posted by ブクログ

2025/07/20

「蜩ノ記」に続く羽根藩シリーズだが話が繋がっている訳ではなかった…たぶん。かつて酒席での失敗で海辺の小屋暮らしにまで落ちぶれた伊吹櫂蔵が弟、新五郎の無念を晴らしていく。新五郎が借銀の責を負い切腹した裏には明礬商いを独占する豪商播磨屋の思惑を守らんが為の闇が潜んでいた。櫂蔵は新五郎...

「蜩ノ記」に続く羽根藩シリーズだが話が繋がっている訳ではなかった…たぶん。かつて酒席での失敗で海辺の小屋暮らしにまで落ちぶれた伊吹櫂蔵が弟、新五郎の無念を晴らしていく。新五郎が借銀の責を負い切腹した裏には明礬商いを独占する豪商播磨屋の思惑を守らんが為の闇が潜んでいた。櫂蔵は新五郎と同じく新田開発奉行並としてこの闇を晴らしていく。しかし全てがハッピーエンドという事ではない。新五郎の死を知り、一度は命を絶とうとした櫂蔵を助け、彼を支え続けたお芳は櫂蔵と櫂蔵の継母の染子の名誉を守る為に自ら死んでしまう。お芳を死に追いつめ新五郎を切腹に追いやった黒幕、井形清左衛門は、切腹ではなく蟄居となる。こういうところ(そんなに単純で甘くはない)が葉室麟さんらしいのだろうと思う。

Posted by ブクログ