仇敵 実業之日本社文庫

池井戸潤(著者)

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2016/04/06
• JAN: 9784408552842

商品レビュー

2024/10/01

全体的につながった一つの物語であるものの、短編小説で構成された作品は俺たちの箱根駅伝やBT’63の長編のような抑揚は感じられなかった。
しかしながら、銀行関連の物語は内容が深く、流石としか言いようがない。
他の銀行を題材にした作品も早く拝読したい。

2024/05/06

銀行内で行われている不正を暴く物語。
短編だがすべての話はつながっていて、徐々に敵を追い詰めていく。
融資に関する専門用語や銀行内での融資業務の内容は理解できないことが多かった。

2024/04/24

恋窪は庶務行員という立場でありながら優秀な元銀行員。面白い展開を短編小説で進めて読みやすく。全体的には短編が繋がっていて、長編小説を読んでいるようだった。
短編的には、この後の展開を読者に想像させるような終わり方。特に、一番の悪者が倒されたのは一瞬すぎて、え？もう終わり？と思ってしまった。もちろん、これが悪いとかではなく、そういう味のある小説だったということ。