商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/03/25 |
| JAN | 9784087716535 |
- 書籍
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海の見える理髪店
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海の見える理髪店
¥1,540
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商品レビュー
3.5
366件のお客様レビュー
結末をはっきり書きすぎない感じや、登場人物の心の声が自然と脳内再生されるような書き方が心地よかった。素直じゃないけど愛を感じる登場人物たちが憎めなくて好き。
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「海の見える理髪店」 終戦を中二で迎えたという、90代の理髪店主は、鏡から反射して海が見える理髪店を、営んでんいる。 グラフィックデザイナーである客(主人公)が散髪をしに来店し、幼少期ぶりの理髪店の懐かしさを感じていた。 髭剃りやアツアツのタオルなどの細かな描写を読んでいると自分...
「海の見える理髪店」 終戦を中二で迎えたという、90代の理髪店主は、鏡から反射して海が見える理髪店を、営んでんいる。 グラフィックデザイナーである客(主人公)が散髪をしに来店し、幼少期ぶりの理髪店の懐かしさを感じていた。 髭剃りやアツアツのタオルなどの細かな描写を読んでいると自分も行っていた床屋さんを思い出し、またあのアツアツのタオルを頭や顔につけてもらいたい気持ちになった。 その店主は50歳で子供を授かったが、事業が傾き、従業員と口論になった際に、殺人をおかし刑務所に服役した。その際に、離婚し出所後も自分のことを誰も知らない土地に逃げるようにして、いまの床屋にたどり着いたのだった。 実は来店した客がその息子で、実の息子の後頭部に傷があることを知っていた店主は、子と触れ合える喜びを感じて、自分の生きてきた人生を子に語っていたのであった。
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家族にまつわる過去との決別が描かれた短編集。実写化の有無は存じ上げないが、勝手に30分程度のドラマとして映像化されたら素敵な作品になるだろうなと妄想する。 偉そうなことを言えば、短編としての完成度に驚かされた。まさしくベテランのプロが書いた文学で短編でこんな物語を描けるのだなと感...
家族にまつわる過去との決別が描かれた短編集。実写化の有無は存じ上げないが、勝手に30分程度のドラマとして映像化されたら素敵な作品になるだろうなと妄想する。 偉そうなことを言えば、短編としての完成度に驚かされた。まさしくベテランのプロが書いた文学で短編でこんな物語を描けるのだなと感心させられる。個人的に短編に物語性を求めてはいない。短さゆえ登場人物に思い入れを抱かないため、劇的な物語があったとしても特に感情が揺さぶられないからだ。 しかし、本作は短編ながらもドラマティックな話が展開される。これは捻くれた見方かもしれないが、過去という変えられない事実と現在とを対比しているからこそ物語に深みをもたしているのかもしれない。過去との溝の深さの高低差を表出しているともいえる。もちろん勝手な解釈だが。いずれにせよ短編としての面白さを十分に感じられて、心は凛とする。
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