海の見える理髪店 の商品レビュー
表題作・・・回想話からつながる結末が面白い いつか来た道・・・この親にしてこの子あり。よくあるやつ 遠くから来た手紙・・・カス専業主婦の解像度が高い。少し不思議。よくあるやつ 空は今日もスカイ・・・胸糞 時のない時計・・・めんどくさい時計屋のおかげで父を思えたのがいい 成人式・・...
表題作・・・回想話からつながる結末が面白い いつか来た道・・・この親にしてこの子あり。よくあるやつ 遠くから来た手紙・・・カス専業主婦の解像度が高い。少し不思議。よくあるやつ 空は今日もスカイ・・・胸糞 時のない時計・・・めんどくさい時計屋のおかげで父を思えたのがいい 成人式・・・ぶっ飛んでて面白い。泣けそうなのはこれくらい
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表題作を読みました。『笑う森』を読む前に。直木賞作品を読もうと思って。理髪店の主人の仕事やお店の変遷の話が、色々あっておもしろく、結末にドキリ。本の紹介見て、「喪失」から始まる話だったのでしたね。
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母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。(帯より) 家族のいろいろな姿を描く短編集。家族のつながりは切ろうと思ってもそう簡単には切れない。長く過ごせばみんな歳を取るし関係性も変化していく。短編なので深入りしすぎる感じはなく、登場人物同士の...
母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。(帯より) 家族のいろいろな姿を描く短編集。家族のつながりは切ろうと思ってもそう簡単には切れない。長く過ごせばみんな歳を取るし関係性も変化していく。短編なので深入りしすぎる感じはなく、登場人物同士の人生が交錯していく感じが面白かった。
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著者、荻原浩さんの作品、ブクログ登録は2冊目。 荻原浩さん、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 荻原 浩(おぎわら ひろし、1956年6月30日 -)は、日本の小説家・推理作家。埼玉県大宮市(現・さいたま市)出身。埼玉県立大宮高等学校、成城大学経済...
著者、荻原浩さんの作品、ブクログ登録は2冊目。 荻原浩さん、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 荻原 浩(おぎわら ひろし、1956年6月30日 -)は、日本の小説家・推理作家。埼玉県大宮市(現・さいたま市)出身。埼玉県立大宮高等学校、成城大学経済学部卒業。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 第155回直木賞受賞作 主の腕に惚れた大物俳優や政財界の名士が通いつめた伝説の床屋。ある事情からその店に最初で最後の予約を入れた僕と店主との特別な時間が始まる「海の見える理髪店」。 ---引用終了 本作は、第155回直木賞受賞作とのことなので、第151回~第155回の受賞作を見ておきましょう。 151回 『破門』 黒川博行 152回 『サラバ!』(上)(下) 西加奈子 153回 『流』 東山彰良 154回 『つまをめとらば』 青山文平 155回 『海の見える理髪店』 荻原浩
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※このレビューにはネタバレを含みます
海の見える理髪店 話しながらでもチャキチャキと鋏の金属音がリズムよく聞こえてきて、喋るスピードはちょっと早口だけどわかりやすい感じなのかなぁと想像しながら読んでいました。 滔々と語ってはいますが、理容師のお爺さんなかなか濃い人生ですよね。人生って山あり谷ありだなぁとしみじみ思います。 それを理髪店のマッサージを受けながらだから、余計に話が頭に入ってくる。癒される話でもないけど、一息つきたいときにいいかもしれないです。ちょっぴり感動して、スッキリした気持ちになった。 いつかきた道 今度は画家の母親と娘。この娘もなかなかハードな人生を送っていまきた。お母さん認知症かなとおもっていたら案の定認知症でしたね。 家族というのはそう簡単に縁は切れませんし、自分の親がボケたというのを認識するのは辛いですよね。自分も想像したら、ちょっと辛いです。 空からの手紙 ちょっとホラーで不思議でフッと笑えました。 たしかに既婚者から恋愛と結婚の違いは、聞くこともありますが、今は聞きたくないし知りたくないなぁと思いつついつも聞いていた為、気持ちはわかります。 空は今日もスカイ なかなか複雑でいい気持ちでは終わらなかったです。純粋な冒険は読んでいて楽しいけど、純粋なのは子供だけで、大人は決めつけた枠の中でいるのだろうな。子供の純粋な声をしっかり聞ける大人になりたいものですね。 時のない時計 常に時を覚えておくことって、素敵でロマンで大事なことかもしれないけど、辛くならないのかな。時間には歴史が詰まっている。その時間を数字で可視化して伝えてくれる時計といういうのは残酷でありがたい存在なのかもしれないですね。何が残酷って、戻ることが絶対にない。何があろうと進ませようとする。時には止まったり戻ったりしたいのに、進むことだけを示してくる。けど、進む。だからありがたいんですけどねぇ。 成人式 いい親だなぁと素直に思いました。発想が面白い事はもちろんですが、鈴音ちゃんを大事にしてとても仲睦まじく、少し羨ましいほどです。娘が亡くなるというのはとても耐え難い衝撃であり、僕には想像できません。しかし、心の中でしっかり生きている事を認識できた。だから成人式にも出席しようと思えたのかもしれませんね。 総評 人生本当に平坦じゃないですが、それぞれがそれぞれの想いを胸に真っ直ぐ希望を持って進む姿は、ちょっぴり感動してとても清々しい気持ちになります。フォレストとシュガーは、何事もない人生ではすでにないですが、強い精神を忘れずに大人になって欲しいです。どの話もどれも素敵でとても面白かったです。
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タイトルの理髪店で起こる、ほっこりした内容なのかと思っていたら、短編集で、少し重めな家族のお話の数々だった。 出てくるお話は、家、ついて行ってイイですか?に出てきそうな、リアルなエピソードばかりで、ノンフィクション味があった。 『遠くから来た手紙』が好きです。
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ほっこり温かい系のお話だと思っていたら,意外に重めの話が多かった。 表題作の海の見える理髪店と成人式が特に良かった。 ふと亡くなった父や離れて暮らす母のことを思い出した。
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日々の物語短編集 最後の成人式良かった。 悲しみに暮れた後の展開。 自分じゃ絶対やらないと思うけど。 そういう選択肢もあるのね。
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図書館でたまたま見かけた小説。昔、読んだことがあるような気がして借りてきました。 「空は今日もスカイ」と「成人式」が特に好きでした。美絵子さんと鈴音パパの会話に頬がゆるゆる。幸せになってほしい。 一章一章をスラスラと読めていけるから読書が捗ってほっとできます。短編が好きな人にお...
図書館でたまたま見かけた小説。昔、読んだことがあるような気がして借りてきました。 「空は今日もスカイ」と「成人式」が特に好きでした。美絵子さんと鈴音パパの会話に頬がゆるゆる。幸せになってほしい。 一章一章をスラスラと読めていけるから読書が捗ってほっとできます。短編が好きな人におすすめ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
心の距離が離れてしまった家族との距離を縮める1歩を踏み出すお話の短編集。 最後の『成人式』だけよかった。 他は、そこから物語がいろいろ発展するような続きがあれば面白そうだなという、序章のお話って感じ。 『成人式』の娘の代わりに成人式に出る夫婦が大好き。 どうか、この夫婦がまた笑える日が来ますように…。
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