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九十九藤
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/02/26 |
| JAN | 9784087716474 |
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九十九藤
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商品レビュー
3.9
34件のお客様レビュー
こんなにも達者な時代小説作家がいたなんて、うっかりしていたものだ。西條奈加は「三途の川で落しもの」を読んで、ああ、こういう作風ね、と判断して、その後他の作品に手をつけようとしてこなかった。ところが『心淋し川』で今年の直木賞を受賞するに及んで、あれ!、ちょっとイメージが違ったかも、...
こんなにも達者な時代小説作家がいたなんて、うっかりしていたものだ。西條奈加は「三途の川で落しもの」を読んで、ああ、こういう作風ね、と判断して、その後他の作品に手をつけようとしてこなかった。ところが『心淋し川』で今年の直木賞を受賞するに及んで、あれ!、ちょっとイメージが違ったかも、と著者を再認識した次第である。 時代小説の1番良いところは、人情や恩と言った現代小説では扱いづらいテーマを正面切ってモチーフにすることができるところではないだろうか。人は一人では生きられない。人間は支え、支えられて生きている存在であるからだ。それは家族であったり、友人であったり、あるいは職場の同僚かもしれない。我利我利亡者と呼ばれる自分勝手な人間であっても、家族には思いやりを見せたり救いの手を差し伸べたりするのであろう。どんな人にも愛する人がいる。だから一概にその人を非難するのはあたらない。人の世はホンにむつかしい。 しかしながら、最近は助け合うとか人を思いやったりとかの気持ちが全体的に薄れているように感じる。かつては社会全体で共有していたそれらの気持ちが、個人主義や自己責任の気風が社会に浸透する中で薄れていったのだろう。それと、もう一つは教育の影響が大きい。多くの人が高等教育を受けられるようになった今でも、そこで身につけられるスキルは、経済活動に円滑に参加できる技能である。換言すれば、日本の教育は企業が求める人材しか育成してこなかったのである。だから、頭が良くて立派そうに見えても、一旦緊急事態となれば右往左往したり、とんでもない失言が飛び出したりするのである。政財界のリーダーは、そんな人ばかりである。肝心な人間教育をしてこなかった結果である。リベラルアーツに取り組むべきである。
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何冊か読んでいますが、この作家さん やはり好きです。今回も面白い。 現代で言えば派遣。 痛快!!江戸庶民の心意気、お藤さんの機転と肝の太さが良い。 そして愛の行方もじんわりきます。
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父の後添えに売り飛ばされ女衒から逃げ出したところを茶問屋駿河屋の隠居睦右衛門に拾われ女中として働くことになった藤は縁あって増子屋が経営する口入屋冬屋の差配を任せられる。 藤は奉公人を育ててから、顧客に派遣することや武家ではなく金払いが比較的良い商家を相手とすることで業績が思わしく...
父の後添えに売り飛ばされ女衒から逃げ出したところを茶問屋駿河屋の隠居睦右衛門に拾われ女中として働くことになった藤は縁あって増子屋が経営する口入屋冬屋の差配を任せられる。 藤は奉公人を育ててから、顧客に派遣することや武家ではなく金払いが比較的良い商家を相手とすることで業績が思わしくない冬屋の経営を改善しようと励むが旧態依然の組合から目の敵とされてしまう。 商売とかはどういうことか改めて考えさせられる作品であった。
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