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幸いは降る星のごとく 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/02/01 |
| JAN | 9784087454147 |
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幸いは降る星のごとく
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1990年代の「女芸人ブーム」を担うことになった、四人の女性たちをえがいた小説です。 著者のエッセイ作品を連想させる、過剰なまでに饒舌な文体で、お笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成する金坪真名子(かなつぼ・まなこ)と安井貴子(やすい・たかこ)という二人の女性の青春時代を中心に...
1990年代の「女芸人ブーム」を担うことになった、四人の女性たちをえがいた小説です。 著者のエッセイ作品を連想させる、過剰なまでに饒舌な文体で、お笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成する金坪真名子(かなつぼ・まなこ)と安井貴子(やすい・たかこ)という二人の女性の青春時代を中心に、ともざわとみこ、阿蘭陀(おらんだ)おかねの二人を加えて、芸能界でそれなりの地歩を得た女芸人たちの三十代が活写されています。 本作が小説でありながらエッセイに近いような印象をあたえるのは、登場人物たちの身に起こった出来事がストーリーとして語られるというよりも、彼女たちが時代と状況のなかでどのような位置を占めることによって女芸人となりえたのかということについて、著者の立ち入った分析が展開されているからです。彼女たちは、男女雇用機会均等法が成立してからの五、六年という時間を女子中学生として過ごした世代とされており、「男女雇用機会均等法以前には、女でブスであると「生きにくい」という思いを感じなければならなかったが、その後の突然変異形の女子中学生は、「ブス」と言われても平気でこれを拒絶するし、その逆に「そうだよ」と言って平気で受け入れてしまう」と説明されています。 もちろん本作の主人公である真名子と貴子は架空の人物ですが、「オアシズ」の光浦靖子と大久保佳代子、あるいは、いとうあさこといった女芸人たちと世代的には一致しています。彼女たちは「ブス」を自虐的にネタにしますが、彼女たちが語るエピソードには、上の世代の山田邦子に感じられるような悲劇性はありません。そうした点でも、現実の世相についての著者独特の見かたが本作に反映されているように感じてしまいます。
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ずっと著者が、つまり橋本さんが「女芸人たち」についてしゃべっているのを聞いてるような小説。落語っぽい?不思議だ。 知的なセンスが私は好きだな。 橋本治の小説をなにか読んでみたいと思って、図書館の棚から適当に選んだわけだがこれでよかったのか悪かったのか。 表紙はジョルジュ・バルビエ...
ずっと著者が、つまり橋本さんが「女芸人たち」についてしゃべっているのを聞いてるような小説。落語っぽい?不思議だ。 知的なセンスが私は好きだな。 橋本治の小説をなにか読んでみたいと思って、図書館の棚から適当に選んだわけだがこれでよかったのか悪かったのか。 表紙はジョルジュ・バルビエの「真夜中!…または、流行のアパルトマン」。
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女芸人不毛の時代から、女芸人ブームがやってくるまで。 その時代を生き延びていった女芸人たちの物語。 帯に、椿鬼奴さんが 「主人公の女性芸人に、あの芸人に似てるな、 あの後輩こういうとこあるな、わかる!と フンフン共感しました。」 とコメントを寄せています。 で、読んでいると、最...
女芸人不毛の時代から、女芸人ブームがやってくるまで。 その時代を生き延びていった女芸人たちの物語。 帯に、椿鬼奴さんが 「主人公の女性芸人に、あの芸人に似てるな、 あの後輩こういうとこあるな、わかる!と フンフン共感しました。」 とコメントを寄せています。 で、読んでいると、最後の方に 「阿蘭陀おかね」という女芸人が登場するんですけれども、 これは椿鬼奴さんをベースにして書いているんじゃないのかな、 というキャラクターでした。 主人公コンビのモンスーンパレスにしても、 なんとなくですが、オアシズの二人が連想されて、 まあ、もっと過剰にキャラクターを作り込んでいる感じですが、 現実のお笑い業界事情をちゃんと見ていて 書いたのかなあと思うところ。 物語の語り方、構成については、 結末がもうほんと、最後の最後のところでオチがついて、 そこに収束するものはあるんだけれど、 小説の面白さとしては、ただ雑多(ではないかもしれないけれど)な あれこれの記述・描写にあると思いました。 くだけた感じで構成されていますかね。 自己完結がいけない、っていうのがよく出てきたんですけど、 今の時代って、自己完結するのが楽っていう方向に たとえば40代以上の世代にとっては進んでいっていないかなあと思いました。 僕自身も、自己完結で何が悪いんだろう、って思いますから。 とはいえ、僕が考えている自己完結は完全に完結していないでしょうけども。 ときたま、著者の、世のあれこれに対する造詣の深さが キラリと光るところがあるんですが、 小説というものにとって、そういうのって本当に必要かな? という疑問も抱きました。 チラっと光のがそういう経済だとか社会だとかに対する答えめいたものだと、 なんか、それは違うようにも思えてしまう。 頭の良し悪しもあって、僕はそうでもないからなのかもしれないけれど。 橋本治さんの小説は二つ目の読書でした。 また、そのうち違うものを手に取ろうと思います。
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