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コーヒーにドーナツ盤、黒のニットのタイ。 1960-1973
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コーヒーにドーナツ盤、黒のニットのタイ。 1960-1973

片岡義男(著者)

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コーヒーにドーナツ盤、黒のニットのタイ。 1960-1973

2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784334910822

コーヒーにドーナツ盤、黒のニットのタイ。 1960-1973

¥2,200

商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2024/04/10

角川映画の頃の輝きがそのまま残ってる。 計算すると75歳で書いた事になる。 キレのいい文章と洒落た小物たち。キラキラしてる。 ただ、出てくる音楽は60年から73年、さすがによく知らない。ので感情移入しづらい。 片岡義男はショートでも場面を思い浮かべやすい。

Posted by ブクログ

2022/03/09

片岡義男の小説は面白い。だがそれはもちろんストーリーテラーとしての面白味ではなく、哲学者/探求者として彼が作中人物に託して開陳する哲学の面白味にあると思っている。彼が書く会話はなるほど村上春樹のそれにも似て(いや、それ以上に?)不自然だが、しかしその不自然さは時に彼らが恋人同士で...

片岡義男の小説は面白い。だがそれはもちろんストーリーテラーとしての面白味ではなく、哲学者/探求者として彼が作中人物に託して開陳する哲学の面白味にあると思っている。彼が書く会話はなるほど村上春樹のそれにも似て(いや、それ以上に?)不自然だが、しかしその不自然さは時に彼らが恋人同士であっても仲睦まじい中にシリアスな対立を見せ、「和やかな議論」とでも呼ぶべき境地へと至る。この自伝的な作品においても精彩を放つのはやはり、彼らが和やかにわかり合っている段階ではなく相違を明らかにする瞬間でありそれは後々まで忘れがたい

Posted by ブクログ

2020/07/13

神保町の、たしかミロンガだったとおもうのだけれど、店の入口のところに置いてあって、なるほどこの店で片岡義男氏が小説やエッセイやその他の文章を書いてたりしてたんだろうなぁ、なんて思ったりしたのだけれど、ひょっとしたら向かいのラドリオだったのかもしれん。 そんなわけで、この本は片岡...

神保町の、たしかミロンガだったとおもうのだけれど、店の入口のところに置いてあって、なるほどこの店で片岡義男氏が小説やエッセイやその他の文章を書いてたりしてたんだろうなぁ、なんて思ったりしたのだけれど、ひょっとしたら向かいのラドリオだったのかもしれん。 そんなわけで、この本は片岡義男氏が「僕」という主人公の男と、美しい女たち、そしてコーヒー、出版社の編集者、60年代の音楽を神保町を舞台に綴る短い文章の集合。 やはり神保町はいいなぁ。 そしてアナログな時代、鉛筆を削りつつ原稿用紙に文字を埋め、上着の胸ポケットに突っ込んで喫茶店(カフェなどではなく)の煙草の煙の中で編集者に手渡しする、というシーンはもはや懐古的趣味でしかないのだろう。 ラドリオやミロンガ、さぼうるに南海キッチンやスヰートポーヅ、オオドリー、共栄堂、ボンディ、そしてジャンルごとにマニアックな品揃えを誇る古書店街。なにもかも懐かしい。

Posted by ブクログ

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