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南海トラフ地震 岩波新書1587
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/01/22 |
JAN | 9784004315872 |
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南海トラフ地震
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南海トラフ地震
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商品レビュー
4.3
17件のお客様レビュー
名大の地震学者による、南海トラフ地震の仕組み、被害予測、対策などの解説。 南海トラフ地震がおきれば、人口、経済の集中度合いから、東日本大震災に比べても日本全国への影響は甚大になる。被害想定地域でない場所の人も、その影響について対策しておく上で、南海トラフ地震について知っておくこと...
名大の地震学者による、南海トラフ地震の仕組み、被害予測、対策などの解説。 南海トラフ地震がおきれば、人口、経済の集中度合いから、東日本大震災に比べても日本全国への影響は甚大になる。被害想定地域でない場所の人も、その影響について対策しておく上で、南海トラフ地震について知っておくことは有用だと感じた。
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著者、山岡耕春さん、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 山岡 耕春(やまおか こうしゅん、1958年9月30日 - )は、日本の地震学・火山学者。専門は固体地球惑星物理学。地震や地震予知の専門家として著名。東京大学地震研究所教授などを経て、名古屋大...
著者、山岡耕春さん、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 山岡 耕春(やまおか こうしゅん、1958年9月30日 - )は、日本の地震学・火山学者。専門は固体地球惑星物理学。地震や地震予知の専門家として著名。東京大学地震研究所教授などを経て、名古屋大学大学院環境学研究科長・教授。地震予知連絡会会長。元日本地震学会会長。 内閣総理大臣表彰受賞。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 南海トラフ地震。それは、日本列島の宿命ともいえる地震だ。マグニチュード8~9クラス。今後30年以内の発生確率が約70パーセント。日本の経済と社会の中枢を直撃する巨大地震は、ひとたび起これば未曽有の大災害をもたらす可能性がある。いつ来るのか。何が起きるのか。どう備えるのか。第一人者が語る。 ---引用終了 昨日(2024年8月8日)、南海トラフ地震に関して、動きがありました。 以下、引用です。 ---引用開始 宮崎県で最大震度6弱を観測した8日の地震発生をきっかけに初めて南海トラフ巨大地震の臨時情報が発表された。 南海トラフ地震の評価検討会会長の平田直・東京大名誉教授は南海トラフ地震について「普段よりも数倍(発生する)確率が高くなっている」と述べた。 ---引用終了 いずれにせよ、本書で指摘されているように、今後30年以内の発生確率が約70パーセントの地震です。 しっかりと備えておきたいところです。
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駿河湾の一番奥の富士川の河口から四国の足摺岬の沖まで伸びる南海トラフ。ここは歴史的に何度も巨大地震を引き起こしてきた場所である。南海トラフ地震はフィリピン海プレートが日本列島の下に北西向きに沈み込んでいることが原因である。 近世では3回もの地震が発生しており、中でも1707年...
駿河湾の一番奥の富士川の河口から四国の足摺岬の沖まで伸びる南海トラフ。ここは歴史的に何度も巨大地震を引き起こしてきた場所である。南海トラフ地震はフィリピン海プレートが日本列島の下に北西向きに沈み込んでいることが原因である。 近世では3回もの地震が発生しており、中でも1707年の宝永地震は最大の南海トラフ地震であり、関東から九州まで広い地域が大きな揺れに襲われた。これらの巨大地震は、文書の記録によると大体100年から200年の間隔で発生している。そして、現在。昭和の地震から70年以上経過しており、その日はいつやってくるかわからない。 2011年に発生した東北地方太平洋沖地震で直接の被害を受けた主な県は、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県といった太平洋側の県で、これらの県の人口を合計すると約980万人であるのに対して、南海トラフの巨大地震で津波被害が予想されるのは静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、大阪府、兵庫県、徳島県、高知県、愛媛県、大分県、宮崎県、鹿児島県であり、この人口の合計は約3500万人となる。これは、南海トラフの巨大地震が発生した場合に、東北地方太平洋沖地震よりも圧倒的に助ける側の人が少ないということである。いったん地震が起きると経済活動の多くが停止する。地震に備えて国は防災体制を整えていく必要があり、一般市民は自助・共助・公助を心がけ、防災力を高めておく必要がある。 自助・共助・公助において共助・公助を期待して人任せにしてはならない。現代社会には誰かがなんとかしてくれるだろうという他人任せの考えを持つ人が多いように感じる。しかし、著書でも述べられている通り、南海トラフの巨大地震が発生した場合、被害を受ける範囲は東北地方太平洋沖地震よりも大きく、他の人からの支援は期待できない。また、歴史上最大の南海トラフ地震といわれる宝永地震の1か月後には富士山の噴火が起こっている。 もし、巨大な地震の後に富士山の噴火が起こるとますます他地域からの支援は望めなくなるだろう。これまで何度も南海トラフの巨大地震が発生している歴史を考えると、これから地震が起こるのはほとんど確定的であるため、いつ地震が起きてもいいように自分ができる最大限の対策を施すことが大切である。先人たちが後世に生きる私たちに残してくれた教えを活かして、個々人が地震や火山の噴火など災害に最大限備えることが、この日本列島で生きていくために大切であると感じた。
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