商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2015/10/01 |
JAN | 9784041019948 |
- 書籍
- 書籍
虚栄
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
虚栄
¥1,870
在庫なし
商品レビュー
4.1
33件のお客様レビュー
486ページの分厚い本だが、参考文献や新聞・雑誌等の充実ぶりを見ると「フィクション」ですとの宣言があるもののかなり事実に近いと感じた.がんに対する4つの治療法(外科手術、抗がん剤、放射線治療、免疫療法)の優劣を決めるプロジェクトG4を舞台に、医師たちの内面が次々にあからさまになっ...
486ページの分厚い本だが、参考文献や新聞・雑誌等の充実ぶりを見ると「フィクション」ですとの宣言があるもののかなり事実に近いと感じた.がんに対する4つの治療法(外科手術、抗がん剤、放射線治療、免疫療法)の優劣を決めるプロジェクトG4を舞台に、医師たちの内面が次々にあからさまになっていく過程は非常に楽しめた.それぞれのリーダーは黒木潤、朱川泰司、青柳宏、白江真佐子でお互いに協調路線は全く念頭になく、隙あれば蹴散らすことを目論んでおり、次々に醜い駆け引きが蔓延る.報道機関として矢島塔子が全般的な状況をよく把握しており、ストーリー展開上重要な役割を演じていた.「電磁波がん凶悪説」を進める赤崎守、J-WHITEの白江、手術支援ロボットHALを推進する雪野光一、「真がん・偽がん説」の岸上律らの活動もそれぞれ面白かった.どの治療法も完璧ではなく、それぞれの方法の長所をうまく活用するのがベストだが、医師自体はそれをしたくない様子がよく分かった.
Posted by
内容にやり過ぎ感があり、途中で投げ出すところを何とか読み終わった。 医学界の現状を赤裸々に表現し、読者に問いかけたかったと思う。 登場人物がことごとく癌に罹患するのも違和感があったし、骨髄移植により治癒した秋元医師を交通事故で死なす必要があったのだろうか? 本書の発行年を思わず見...
内容にやり過ぎ感があり、途中で投げ出すところを何とか読み終わった。 医学界の現状を赤裸々に表現し、読者に問いかけたかったと思う。 登場人物がことごとく癌に罹患するのも違和感があったし、骨髄移植により治癒した秋元医師を交通事故で死なす必要があったのだろうか? 本書の発行年を思わず見てしまった。 先程裁判で禁固刑になった交通事故で母子を轢き殺した高齢者の事件より発行が前であった。 作者は高齢者の交通事故を問題視していたのかもしれない。 まあ、病気に罹患しないのがベストだし、罹患しても簡単に治癒するような医学の発展があればと思う。 まだまだコロナ禍続きそうだか。
Posted by
治療方法が異なるけど、ガンを治る病気にするために、G4なるプロジェクトができます。 治療方法別に分かれているのですが、別な治療方の医師同士で色々とあります。 そして、中にはガンになったりする医師もいるのですが、自分の所属するところでは治療しないという。いや、あなたがそこで...
治療方法が異なるけど、ガンを治る病気にするために、G4なるプロジェクトができます。 治療方法別に分かれているのですが、別な治療方の医師同士で色々とあります。 そして、中にはガンになったりする医師もいるのですが、自分の所属するところでは治療しないという。いや、あなたがそこで治療をするのは違うだろう。と、言いたくなります。(そこが1番面白かったりもします) 最後には、虚栄というこの本の題名の意味が分かります。
Posted by