商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784087453607 |
- 書籍
- 文庫
ソウルメイト
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人とつながる、人をつなげる 長野が舞台で様々な犬種の7つの短編からなる。犬を飼うことの心構えもさらっと触れているが、人間の接し方で犬の人生(犬生?)が大きく変わってしまうことは肝に銘じておきたい。作者が犬を犬としてリスペクトし、犬の特徴をとらえて生き生きと描いているのも心地よい。...
人とつながる、人をつなげる 長野が舞台で様々な犬種の7つの短編からなる。犬を飼うことの心構えもさらっと触れているが、人間の接し方で犬の人生(犬生?)が大きく変わってしまうことは肝に銘じておきたい。作者が犬を犬としてリスペクトし、犬の特徴をとらえて生き生きと描いているのも心地よい。人に寄り添い、心の中を読み取る力が優れている犬によって、主人公と犬とのつながりはもちろん、他者とつながっていく主人公の変化していく姿に心が温まる。
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それぞれの家族と犬の7編の短編小説集。 「犬が笑うなんて犬を飼うまで知らなかった」 私も結婚と同時に犬を飼い、愛犬に沢山の幸せを 貰っている。だから余計に全ての話が心に響いて とくに最後のバニーズマウンテンドッグの話は 涙が止まらなかった。 犬を飼うまでは知らなかったけど、犬...
それぞれの家族と犬の7編の短編小説集。 「犬が笑うなんて犬を飼うまで知らなかった」 私も結婚と同時に犬を飼い、愛犬に沢山の幸せを 貰っている。だから余計に全ての話が心に響いて とくに最後のバニーズマウンテンドッグの話は 涙が止まらなかった。 犬を飼うまでは知らなかったけど、犬は笑うし 人同士の話を聞いていて理解もする。悲しい時は 寄り添ってくれるし、表情豊かに気持ちを表す。 この本と出会って改めて愛犬との時間を考えるきっかけになったし、大切にしたいと思った。
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我が家には、いつも生き物がいた。 金魚は年がら年中いたし、猫を拾ったこともある。 亀と文鳥がいて、一人暮らししてもハムスターとトカゲを飼っている。 犬も、もちろんいた。 10年、時間をともにした。 犬種は本作にも出てくるジャックラッセルテリア。 マスクという映画を見た母が...
我が家には、いつも生き物がいた。 金魚は年がら年中いたし、猫を拾ったこともある。 亀と文鳥がいて、一人暮らししてもハムスターとトカゲを飼っている。 犬も、もちろんいた。 10年、時間をともにした。 犬種は本作にも出てくるジャックラッセルテリア。 マスクという映画を見た母が、 犬を飼うならこの犬種じゃないと飼わないと、 ただ飼いたいだけでおねだりした私と姉への条件をつけて連れてきた犬だった。 愛らしい見た目に反して暴れん坊で、神経質。 一度嫌と思ったらその日は1日動かない。 ご飯も散歩もいかない。 手を焼いた、愛らしい子だった。 本作は、犬を飼ったことがある人なら 誰しも経験するようなエピソードが多い。 その中でも、この本のすごいところは、 犬種の特性に沿った話のところだ。 ジャックラッセルテリアは、 小さい身体に可愛い顔をしてかなりタフで暴君だ。 一度興奮したら止められない。 そんな特性を濃く描いている。 そして、出てくる人間たちがその特性をもった 犬たちに選ばれて、最良のソウルメイトになっていく。 読み終わって考える。 人生で一度の飼い犬だった彼女は、 私と、私の家族といて幸せだったのだろうか。 私たちの欲のままにしてきたつもりはないが、 彼女にとって、私たちとの出会いが最高だったのか。 ソウルメイトに、なれていたのだろうか。 もう会えない、でももう一度会いたい。 大切なソウルメイトに想いを馳せる。 そんな本だった。
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