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まるで天使のような 東京創元社文庫
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まるで天使のような 東京創元社文庫

マーガレット・ミラー(著者), 黒原敏行(訳者)

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まるで天使のような 東京創元社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784488247096

まるで天使のような

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商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

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2026/02/25
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人里離れた山の中に隠れた宗教団体があった。文無しになったジョーは、自給自足で排他的なその集団に迷い込んだが。 マーガレット・ミラーは「ミランダ殺し」に続いて二冊目。 先に「半身」を読もうとして探したが見つからなかったので、これを読んでみた。 最初は随分淡々とした流れで、静かなミステリという印象だった。 最近読んだ特捜部Qもこの作品も、新興宗教団体の話で、北欧もアメリカも、同じように人は宗教に救いを求めているのか。平和であってもなくても心の波立ちを鎮めるには祈りと実践なのだろうかと、国は変わってもこういう生活があることを実感しながら読んだ。 主人公は元私立探偵のジョー・クインという。 ギャンブルで文無しになり、ヒッチハイクをしていて、山の住人に拾われた。 山の中には、塔があり、孤立している宗教団体があった、中には30人に満たない人々が自給自足の生活をしている。そこで一夜の宿と食事を求める。 信者の元看護師「救済の祝福の修道女」から120ドルでオゴーマンという男について密かに調べるように頼まれる。 隔離され、所持品も制限されている中で、なぜ120ドルを隠し持っていたのか、なぜ男の安否が気になるのか、クインはこの謎を解いてみたいと思った。 150キロほど下りた小さな町でオゴーマンという男の足取りを調べ始める。皆が知り合いという変化のない生活を続けてきた人々は噂話に事欠かない。 深く入り込んでみると、車の事故の後で姿を消したオゴーマンをまだ探し続ける妻、週刊誌を出している情報源のジョン。不動産会社社長のジョージ、横領を続けていて今は服役中のその妹、いわくありげな美人の共同経営者、過保護な母親と息子、目立った住人の数は少ないが、それぞれ充分何かいわくありげだ。噂は残っていても、オゴーマンはどこにも居ない、消えてしまっている。 そして修道女に犯人から手紙が来てオゴーマンが5年前に死んでいることが分かる。 さらに修道女が毒殺され、新入りの信者が塔の最上階から飛び降り自殺、凄惨な出来事が続きだす。それを手掛かりに捜索の方向が見え始める。 ついに最後の三行で明かされる真実が驚きと悲哀を残し、これこそマーガレット・ミラーらしく全ての話が繋がる。 手がかりを追ううちに、人々の裏の顔も見え、ふと立ち寄った町ではあるが、深いつながりも生まれクインの人生観も変わっていく。 気楽なギャンブラーだった男が人々のふれあいとともに心境が変化していく様子や、宗教団体が崩壊する有様など、人の生き方が運命的であればあるほど、それを変えさせる出来事が、偶然に、不意に訪れることを素直に時間を追っていく方法で書いている。古い地域の濃い人のつながりを良くも悪くも興味深く読んだ。 読みやすい新訳だったのはラッキーだった。

Posted by ブクログ

2025/11/24

カジノで負けて一文無しになってしまった主人公クインが、世間から隠遁している新興宗教の施設に転がり込んだら、そこの修道女からパトリック・オゴーマンという男性の消息を探ってほしいと依頼されたので奔走する…というミステリ。 オゴーマンが住んでいたという街に行って聞き込みをすると、五年前...

カジノで負けて一文無しになってしまった主人公クインが、世間から隠遁している新興宗教の施設に転がり込んだら、そこの修道女からパトリック・オゴーマンという男性の消息を探ってほしいと依頼されたので奔走する…というミステリ。 オゴーマンが住んでいたという街に行って聞き込みをすると、五年前に事故死していると回答があったが、その事故死に疑問を抱いてさらに調査を進めてみると、どんでん返しの真相が待ち受けていましたという結末。 主人公クインが飄々としていてジョーク混じりのセリフも面白く、なかなか楽しめました。

Posted by ブクログ

2025/04/08

最後の一撃という事前情報を入れずに読んだので、見事に一撃を食らってしまいました!! 世間から隔絶された宗教施設が出てくるので、そこで起こる連続殺人かなと思いきや、終盤まで誰も死なない(言い方)。 登場人物は全員怪しいし読み応えがあるので面白いのですが、何せ誰も死なないし人間模様...

最後の一撃という事前情報を入れずに読んだので、見事に一撃を食らってしまいました!! 世間から隔絶された宗教施設が出てくるので、そこで起こる連続殺人かなと思いきや、終盤まで誰も死なない(言い方)。 登場人物は全員怪しいし読み応えがあるので面白いのですが、何せ誰も死なないし人間模様はややこしいしで中だるみしつつ読んでいたら、終盤の展開にあわあわしてラスト数行に横っ面を張られましたね… まるで天使のような善良な人間はいなかった、ということか…

Posted by ブクログ

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