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岸辺のヤービ 福音館創作童話
1,870円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
| 発売年月日 | 2015/08/01 |
| JAN | 9784834081978 |
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岸辺のヤービ
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岸辺のヤービ
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商品レビュー
4
76件のお客様レビュー
なんてかわいい生き物なんだー! 表紙の生き物を見た瞬間、キュッと心を掴まれてしまって目が離せなくなった。この本の語り部である[わたし]も、こんなふうにヤービと出会ったんじゃないかなぁーと、まるで自分が[わたし]になったように錯覚した。 ケースに入っているのがとてもいい。『はてし...
なんてかわいい生き物なんだー! 表紙の生き物を見た瞬間、キュッと心を掴まれてしまって目が離せなくなった。この本の語り部である[わたし]も、こんなふうにヤービと出会ったんじゃないかなぁーと、まるで自分が[わたし]になったように錯覚した。 ケースに入っているのがとてもいい。『はてしない物語』みたいでウキウキする。ケースから引き出したら、なんとなんと、ケースの中にもヤービたちが描かれている! なんという芸の細やかさ… こんなステキなことやってくれちゃう出版社ってどこよ!?と思ったら、福音館書店だった。 さすがーーー。やっぱりやってくれるなぁーーー。 本を開くと見返しにマットガイド・ウォーターのヤービが暮らす生活圏の地図が描かれている。数ページ読んでは、地図を見て、景色を想像して、一瞬でファンタジーの世界に連れて行かれてしまった。 率直に言って、楽しいひとときだった。 子どもの頃に大好きだったムーミンシリーズや、床下の小人たちを思い出した。 最近読んだ、森田真生新訳のレイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』にも通じる。 私はイングランドのとある風景を思い描きながら、まるで自分が[わたし]のようにボートを漕いで、ヤービの話を聞いている気分になった。 私も通勤バッグの中にいつも持っているのだ。ミルクキャンディを。特濃のヤツだ。おぉーーー。持ってたら当然読みながら食べたくなる。ミルクキャンディに出会ったヤービたちの感動を想像する。誰かの喜びを想像しながら食べると、おいしさもより濃く感じるようで、激混みの通勤電車も、その先にある職場も、なんだか冒険物語のように思えた。 この本は、公文式の教室に子どもたちを迎えに行って、引き渡しを待ってるときに本棚に入っているのを見つけた。ケースに入っている本は珍しいし、冒頭に書いたとおり『はてしない物語』みたいでテンションが上がる。しかも、どう見ても買ったばっかり。手に取って、梨木香歩だと気づいた。 推薦図書のD。小学校4年生程度だ。梨木香歩の作品は、『西の魔女が死んだ』もGで推薦図書に入っている。同じ作家の作品が2つも選ばれるなんてこと、あるんだー。先生に聞くと、つい最近、推薦図書に入ってばかりなのだとか。図書館で借りるとケースはついてこない。「あの…子どもじゃなくて私が読みたいんですけど…いいですか」とおずおず貸出してもらった。 充分に大人になってしまった私が最近読んでいる本は、実用書だったり、自分の現実世界に通じる話ばかりだ。ファンタジーなんて、生活になんの意味をもたらしてくれるだろう。忙しい毎日の中で、これを読んでいて何の意味があるだろう。自問する。 単純にかわいいし、単純に癒しだよな。 想像して、ワクワクして、自分の子どもたちにオススメしたくなる。 それはそれでけっこう幸せなことだと思う。今のところ、私にとって再び児童文学に触れられることは、子育てしていて良かったなぁーと思うことの最たるものだ。 このお話は、ファンタジーでありながら、生態系や食物連鎖のことや、温暖化や人間のエゴで住処を奪われていくかもしれない不安感が、淡々とした日常に織り込まれていて、引き込まれた。 「たいせつに、食べます、から」と言って食べ物をいただく話は、ジーンとした。 絶妙に、ありそうでなさそうな植物や生き物の名前が出てくるなぁ、と思い、いや、待てよ、と。『西の魔女が死んだ』には実在の植物ばかりが出てくる。私が知らないだけなのでは…と、調べてみたら実在していた。灯心草や、クロウタドリを知らなくても生きてはいける。でも、知ってると世界は広がる。読書は楽しい。おしなべて楽しい。思いがけず、感想がめっちゃ長くなってしまった。続きがあるというので、ぜひ読みたい。
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『西の魔女が死んだ』の梨木香歩氏が手がけた児童文学。 場所は、マッドガイド・ウォーターと呼ばれる、どこかにある湖沼地帯。 学校教師の主人公が、ある日湖のほとりで出会った、ヤービと呼ばれる不思議な生き物のお話。 普段なんとは無しに周囲に存在している世界の中に、ふと突然、小人のよ...
『西の魔女が死んだ』の梨木香歩氏が手がけた児童文学。 場所は、マッドガイド・ウォーターと呼ばれる、どこかにある湖沼地帯。 学校教師の主人公が、ある日湖のほとりで出会った、ヤービと呼ばれる不思議な生き物のお話。 普段なんとは無しに周囲に存在している世界の中に、ふと突然、小人のような存在が暮らす世界への扉が開かれ、いままで見えてなかった世界に迷い込む。 子供の時分にもしかしたら妄想したことがあるかもしれない、そんな不思議な体験記の体裁を取っている。 ヤービたちの日々は、大いなる自然の中で自然とともに慎ましやかに、でも工夫に満ちた生活である。 彼らから見た自然は、大いなる未知をはらんだ世界であり、しかもその中でも子どもであるヤービにとっては、その生活は発見と驚きに満ちている。 ヤービが新たに発見し、帳面に記していく過程は、恐らく子どもにとっては幼児期の日々の追体験にもなっている。 人間では体験できないような、ミクロの、でも雄大な世界。そんな彼らの生活の背景にも、「環境の変化」を感じさせる兆候が見え隠れする。読者はおとぎ話のなかに人間の存在を確かに感じ取り、それがこの世界にリアリティを与えている。 何か目立った事件が起こるでもない。 素直で素朴な登場人物たちの間にこれといったスペクタクルが生じるわけでもない。 でも、本当に隣にヤービがいて、今日あった出来事を話してくれているかのように、その楽しげな語りに自然と耳を傾けてしまう。 そんな一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
外国の雰囲気がとてもお洒落だと感じました。ヤービにはヤービの生活があって、その毎日を生き生きと感じることができる本でした。セジロの考え方、今で言うヴィーガン?と似ていると思いました。結構ボリュームがあったけれど、続きが気になってあっという間に読めました。
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