商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784101390529 |
- 書籍
- 文庫
黙示
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商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
とんでもない取材量で書かれると言われるのも納得な程の、現実的な怖さがいつもある。やっぱ凄いなぁ。 今の仕事柄、国民に見えないところでしたたかに立ち回ってほしいなぁとつくづく思う国。秋田や米野みたいな官僚が本当にいてくれたら、まだこの国を信じて頑張れる気がした。そんなことを率直に思...
とんでもない取材量で書かれると言われるのも納得な程の、現実的な怖さがいつもある。やっぱ凄いなぁ。 今の仕事柄、国民に見えないところでしたたかに立ち回ってほしいなぁとつくづく思う国。秋田や米野みたいな官僚が本当にいてくれたら、まだこの国を信じて頑張れる気がした。そんなことを率直に思った作品。
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『黙示』真山仁著 テーマ ★★★★★ 問題提起 ★★★★★ 現代社会とのつながり ★★★★★ (直近の輸入食品中心とする、為替も理由として食糧高騰。) 【A;購読動機】 ハゲタカの真山さん。好きな理由は、新聞記者出身でいらっしゃるため、参考文献が豊富なうえでの展開であることで...
『黙示』真山仁著 テーマ ★★★★★ 問題提起 ★★★★★ 現代社会とのつながり ★★★★★ (直近の輸入食品中心とする、為替も理由として食糧高騰。) 【A;購読動機】 ハゲタカの真山さん。好きな理由は、新聞記者出身でいらっしゃるため、参考文献が豊富なうえでの展開であることです。 過去、カジノ、地熱エネルギー、原発事故など社会性が高いテーマで展開されていました。 今回のテーマは「食糧問題」です。 ―――――――― 【B;テーマと登場人物】 テーマは食糧問題です。増え続ける世界人口と不足しはじめている食糧を彫り上げます。 日本は、自給率が低いです。 どのように国内外から食糧を調達していくのか?という社会問題に切り込みます。 登場人物は、農薬メーカー、養蜂家、そして農林水産省です。 ―――――――― 【C;統計情報ほか】 ①世界人口 1986年50億、1998年60億、2010年70億、2022年80億人です。 ②国内自給率/カロリーベース 1990年48%2000年40%2020年37% ③遺伝子許組み換え食料/国内 とうもろこし、大豆、菜種、じゃがいも ※すでに畜産の肥料として輸入されている。 ④水耕市場 土をつかわない農作物の製造。㈱グローバルインフォメーション調べ。 世界2022年100億ドル。2030年301億ドル。 ―――――――― 【D;物語】 養蜂家では、最近、蜂が多く死んでしまう機会が増えました。農薬との因果関係が疑われますが、証明することができません。 そんな中、誤った農薬散布方法が原因で、住民が重傷を負う事件が発生しました。 農林水産省では、事件の原因が人為的なものであることとして処理します。 また、農薬メーカーでは、正しい散布方法をさらに認知させるべく、マニュアルの見直しを図ります。 農薬問題は、この段階でいったん沈静化します。 一方で、別次元の課題がたちあがります。 それは、温暖化よる干ばつ、そして農作物の大不況です。 世界レベルで不作となり、国家間で食糧の輸出・輸入交渉が始まります。 そこで、農林水産省は、自給率100%に近い米を中心に、生産ならびに輸出を強化するプロジェクトを立ち上げます。 ーーーーーーーー 【E;読み終えて】 著者真山さんは、小説のなかで「知らないから怖い。だから(政策含めて)反対するのではなく、まず知ろうとする一歩目が大切」と記述しています。 ・人口増加 ・国内自給率 ・減反よる減り続ける生産量 ・遺伝子組み換え食品供給の世界的な状況 わたくしが関心をもった内容が水耕栽培です。 土をつかわず、工場内で農作物を生産するシステムです。 ここ最近では、都市部のオフィスビル内部でも同様の試みが見られます。 農家の後継者不足、天候による生産量の不安定さ、それが収入に直結することのリスク。こうした状況に対してのひとつの解決策になるのでは?と再認識できました。 真山さんファンにはぜひ読んでほしい作品です。
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農薬、遺伝子組み換え作物=GMO、 食料問題について問うた内容。 全く興味がなかった分野だが、 この本を通して興味が持てた。 先ずは巻末の参考資料を手に取って学んでみようと思った。
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