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養老孟司の幸福論 まち、ときどき森 中公文庫
660円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784122061408 |
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養老孟司の幸福論
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養老孟司の幸福論
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
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自然と人がどう生きてきて、これからどうした方がいいのか、豊かさやエネルギーについて書かれている。 養老先生の恩師の言葉「教養とは人の心がわかる心」が印象に残った。
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たまたま本屋で見つけた。10年以上前の本だ。幸福論に興味があった。単行本のタイトルは「庭は手入れをするもんだ」。ということで、幸福について語りつくしているわけではない。それでも、養老先生の考える幸せとはどういうものかが、あちこちで語られている。貧しければ、庭の手入れなどしている場...
たまたま本屋で見つけた。10年以上前の本だ。幸福論に興味があった。単行本のタイトルは「庭は手入れをするもんだ」。ということで、幸福について語りつくしているわけではない。それでも、養老先生の考える幸せとはどういうものかが、あちこちで語られている。貧しければ、庭の手入れなどしている場合ではないが、いまの日本は豊かになった。ならば、庭を手入れする余裕もあるのではないか。庭とは、街に対する里山の比喩である。ずいぶん前から参勤交代をお勧めされている。1年のうち1ヶ月くらいでいいので、田舎で過ごしてみてはどうかと。自然の中で暮らすのだ。ストレス解消にもなるし、大災害などいざというときのための、自給自足をする練習にもなる。僕の妻の実家は島根県大田市、石見銀山の近くだ。しかし、農家ではない。田舎のふつうの町である。ローソンもイオンもある。盆正月と年2回は帰省している。義父母ともに80歳を超えるし、義父は認知症が進み出している。この10年ほどの間で、いろいろと考えなければいけないことが出て来るだろう。まあこれが我が家にとっては参勤交代なわけだけれど、自給自足ができるようになるとはいっこうに思えない。何もできない。有るものを買って消費するだけだ。プチトマト1つ育てたことがない。義母は、シソやミョウガを育てたり、梅ジャムを作ったりしている。少しは伝授しておいてもらったらよいのだが。いま住んでいる場所でも十分に自然と接することはできる。というか、家の前は雑草だらけの自然状態である。少し涼しくなったので、今日少しだけ手入れをした。気持ちよく自然と接する生き方ができればいいなと思う。ところで養老先生はやたらと森に詳しい。昆虫から入っていかれたのだろうが、それにしても詳しすぎる。と思っていたら、「日本に健全な森をつくり直す委員会」の委員長をなさっている。またまた、こんなものにまで担ぎ出されているのだ。というか、良くいろいろと首を突っ込まれている。まあ、早めに大学を辞められているから、昆虫中心の第二の人生に、いろいろとアクセントを付けられているのかもしれない。著者紹介の写真がずっと若いときのものを使われているので、ちょっと気になるが、実際にはもう80代半ばを過ぎるわけで、無理なされないようにしていただきたい。でも、活発に動いていた方が長く元気でいられるのかな。
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高質で密度の濃いエッセイだと思います。「養老孟司の幸福論」、2015.7発行。①人は、自分の死を体験できない。自分の死は、自分には意味をもたない。赤の他人、三人称の死も意味を持っていない。死というのは、親しい人、二人称の死だけが意味をもちうる。生きることも同じ。人生は親しい二人称のためにある。自殺してはいけない。②人間関係の世界と花鳥風月の世界。田舎に行けば、花鳥風月の世界が取り戻せる。③日本は67%が森林。川の透明度。森、里、海はつながっている。土と水に恵まれている国。美しい森は虫がいる森。
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