商品詳細
| 内容紹介 | 「桐島、部活やめるってよ」でも有名な朝井リョウの就活大学生の自意識をリアルにあぶりだした長編小説。実際、就活をしていた朝井リョウだからこそ書けた内容にはひかれるものがある。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2015/06/26 |
| JAN | 9784101269313 |
- 書籍
- 文庫
何者
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何者
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商品レビュー
4
1946件のお客様レビュー
「冷笑」という言葉。最近、周りの大学生からよく聞く言葉です。しかし、その冷笑という言葉を使っていないだけで自分も同じことをしているというのを認めるのがとても嫌でした。 そんな時、冷笑が如何に陳腐な構造であるかをこの本で以て知りました。ダサいことはしたくない、格好悪い姿であがいて...
「冷笑」という言葉。最近、周りの大学生からよく聞く言葉です。しかし、その冷笑という言葉を使っていないだけで自分も同じことをしているというのを認めるのがとても嫌でした。 そんな時、冷笑が如何に陳腐な構造であるかをこの本で以て知りました。ダサいことはしたくない、格好悪い姿であがいている人と距離を置いておくことが正解だと思ってきた僕はこの本を読んでよかったです。読書をすることは「物事を多角的に捉える」訓練だと昔から言われてきていたのに、できていませんでした。 あまつさえ、就活にこれから差し掛かる自分の疑問が、強く響き合ってより深く作品と向き合えました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
理香さんによる拓人の「何者」アカウントの種明かしにゾクっと鳥肌が立った。ここに関してはサスペンス・ミステリージャンル要素すら感じる。 拓人の達観した態度や理香さんに指摘された「自分は他とは違う何か(何者か)」と信じたい気持ちにどこか心当たりがあり、夢中で読み進めながらも目を逸らしたくなっていた。他人から評価されることを恐れて、一歩下がったところから世界を眺め、あたかも自分だけが全知全能の神的な存在と信じてたい、そんな弱さが自分にもあると平手打ちを喰らった感覚。 サワ先輩の、投稿文の140文字に選ばれなかったところにその人の「何者」があると言った発言から、自分を含む多くの現代人が、不特定多数(鍵アカなら特定)の人に向かって、選び抜いた単語、文章、表現、絵文字、写真等を巧みに組み合わせて理想(?)の「何者」をSNS上に表出させようとしている。 その「何者」がそのまま受け取られることもあれば、読者によっては妬みや呆れ、怒り等様々な感情を伴って解釈された全く異なる、発信時の狙いからは歪んだ「何者」として受け取られ、自分の「何者」が至る場所、時間、受信者の中で構築されることになる。 今度からインスタ投稿する時は、「この投稿は何者になりたい用の投稿だろう」と一旦確認して投稿ボタンを押すことにしよう。
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高校生の頃に一度読んで、去年就活が終わった後に「何様」を読むための振り返りでもう一回読んだ。もう全然受け取り方が違った。良いタイミングで2回とも読めて良かった。
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