商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/06/01 |
JAN | 9784150504342 |
- 書籍
- 文庫
大日本帝国の興亡 新版(1)
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大日本帝国の興亡 新版(1)
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
日本がいかにして太平洋戦争へ向かい、敗戦へと至るのか、その過程をアメリカの視点で描いたのが本書である。全5巻で構成されており、本書第1巻では、二・二六事件から始まる。最終巻の解説で言及されているが、著者ジョン・トーランドが満州事変ではなく、二・二六事件に目を向けたのが本書の特異点...
日本がいかにして太平洋戦争へ向かい、敗戦へと至るのか、その過程をアメリカの視点で描いたのが本書である。全5巻で構成されており、本書第1巻では、二・二六事件から始まる。最終巻の解説で言及されているが、著者ジョン・トーランドが満州事変ではなく、二・二六事件に目を向けたのが本書の特異点である。太平洋戦争の発端を遡ると、満州事変と国際連盟脱退が原因だと見なされがちである。しかし、著者は二・二六事件で、皇道派の勢いが衰えて、代わりに統制派の勢いが増したことに注目した。これは、日本が満州を手に入れるだけでは不十分で、ソ連の攻撃を想定すると、中国そのものを支配すべき、という考えを持つ派閥である。ここに着眼点を置くのは類を見ないだろう。 また、二・二六事件の勃発から皇道派鎮圧までの流れは、緊迫感があり、政府首脳が命からがらで逃れたのかが読んで想像できる。なかでも、岡田啓介首相の逃走と、後に首相として、終戦工作に携わる鈴木貫太郎の部分は読みごたえがある。ちなみに、事件が起きた当日、東京の通勤者たちは、その日何が起きたか分からず、警官がバスや市電を止めて、皇居前や官庁街を迂回してる様子を見て、初めて異変が起きてることに気づいたらしい。
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2.26事件の丁寧さと狂気のギャップが恐ろしい。 太平洋戦争に至るまでを読んでいてとても辛かった。 ほんの少し話し合えれば、英語を、日本語を解釈しようとすれば戦争は避けられたのではないかと、歯痒い気持ちになる。
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2015年に買った本で、とてもおもしろかったのに忙しく大変時間を掛けて読んだ。 旅行に行く時とかに持って行って一気に読んでは放置していた。ほぼ読み終わりかけだったが、たまたまヴォネガットの青ひげを探している最中に見つけ、読了した。 大変おもしろかった。戦争について勉強せねばならな...
2015年に買った本で、とてもおもしろかったのに忙しく大変時間を掛けて読んだ。 旅行に行く時とかに持って行って一気に読んでは放置していた。ほぼ読み終わりかけだったが、たまたまヴォネガットの青ひげを探している最中に見つけ、読了した。 大変おもしろかった。戦争について勉強せねばならないと感じる。
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