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断片的なものの社会学
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日出版社 |
| 発売年月日 | 2015/05/01 |
| JAN | 9784255008516 |
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断片的なものの社会学
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断片的なものの社会学
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商品レビュー
4.3
290件のお客様レビュー
私が社会学、社会福祉学の方向に進んだきっかけの本! 生活史、語りっていう概念を初めて知った。色々な語りから考えさせられることもある中で、いきなり著者の主観が入ってくるといったバランスも好き。 読みやすい本だと思う!
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※このレビューにはネタバレを含みます
この本かなり面白かった…! 世界をみる視点や感じ方が自分に近いと感じた。 たとえば、「無数にある小石のひとつでしかないものが、『この小石』になる不思議な瞬間」(p.20)の話とか、「たまたまあるホテルのある階のあるエレベーターに乗り込むその一瞬」(p.20)を目にした話。 他人からしたら気にも留めない、なんてことない一瞬だけど、その当事者からするとそれが本人の人生の本流であることとか。 しかも当事者自身も、そういった一瞬の積み重ねが人生で、それが失われる世界を知らないからその大切さに気づいていないとか。 え、わたし本書いたっけ?と思うくらい自分と同じ思考で思わず笑ってしまった。 自分とは無関係に無数の人の生活が流れていて、それを意識することはすごく面白いし、不思議だし、興味深いし、奇跡的なことのように感じられるのだ。 岸さんは社会学者という立場で色々な人の語りに触れる機会があって、こういった思考に至ったんだろうなと想像する。一方で、一般的にこういったミクロな視点を持つには、人はみんな忙しすぎる。心のゆとりがないとこの視点や考えには至らないのではないか。 個人的には、自分の心のゆとりのものさしにもなりうる本だなと感じた。 結論が出ていなくて、「難しいな」で終わっている部分もある。 全体的にとりとめなく書かれているような気もする。 ただ、それが自由に感じられ、思考のありようを表現している気もして、とても好きだった。 いやーーー面白い。 味わい深い本だと思う。
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- ネタバレ
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本の構成そのものが断片的な感じですがなぜかすらすら読めてしまった。 ただ書いてあることは結構ささる、打ちのめされようなことが多かった。 自分も含めて人生は断片的なもので意味などないんだな(そして意味などないままにそこにあるということがなんか面白いな)と思った ただほんとにフラットに自分に意味などないと突きつけられて苦しくなってしまった。そんな強い言葉で書かれてないけど。 冷たいまであるけどフラットな目線を少し手に入れられる本だと思う --- いま現実にそうであるように、毎日を無事に暮らしているだけでも、それはかなり幸せな人生といえるのだが、それでも私たちの人生は、欠けたところばかり、折り合いのつかないことばかりだ。それはざらざらしていて、痛みや苦しみに満ちていて、子どものときに思っていたものよりもはるかに小さく、狭く、断片的である。 何もしてないのに「かわいい」「かっこいい」「おめでとう」「よかったね」、そして「愛してる」と言われることは、私たちからもっとも遠くにある、そして私たちにとってもっとも大切な、はかない夢であるーーーそしてそれが同時に、ほかの人びとを傷つけてしまうこともある。だから私は、ほんとうにどうしていいかわからない。 私たちはそれぞれ、断片的で不充分な自己のなかに閉じこめられ、自分が感じることがほんとうに正しいかどうか確信が持てないまま、それでもやはり、他者や社会に対して働きかけていく。それが届くかどうかもわからないまま、果てしなく瓶詰めの言葉を海に流していく。 そして、たまに、海のむこうから、成長した美しい白猫の写真や、『素晴らしいアレクサンダーと、空飛ぶ猫たち』という本が届くことがある。 だからどうした、ということではないが、ただそれでも、そういうことがある、と言うことはできる。
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