商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784591144879 |
- 書籍
- 文庫
リボン
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リボン
¥836
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商品レビュー
3.6
62件のお客様レビュー
小川糸らしい、上品で優しくて切ない世界観。 髪の毛の中で卵を温めた「すみれちゃん」や、絵本作家の「美歩子先生」のような、上品で丁寧に暮らしているおばあさんがステキ。 黄色いオカメインコがつなぐ、優しいお話。 少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコだった。二人...
小川糸らしい、上品で優しくて切ない世界観。 髪の毛の中で卵を温めた「すみれちゃん」や、絵本作家の「美歩子先生」のような、上品で丁寧に暮らしているおばあさんがステキ。 黄色いオカメインコがつなぐ、優しいお話。 少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコだった。二人はリボンと名づけ、かわいがって育てるが、ある日リボンは飛び立っていってしまう。その後リボンと出会った人々は、この小鳥に心を寄せることで、生きる力を取り戻していく。人々の絆を描く感動作。
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頭で卵を孵すっていう平和なおとぎ話かと思ったら切ない現実と入り混じる不思議な話。リボンがヒラヒラと彼らに寄り添っては旅立つ感じが優しい。リボンの意味は掛かってるんだね。
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少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコはリボンと名付けられ大切に育ていた。しかしある日リボンは飛び立って行ってしまった。その後リボンと出会った人々は生きる力を取り戻していく。 はじまりはリボンが生まれる前の風変わりな祖母と純粋な少女の日常。その後はリボンと思...
少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコはリボンと名付けられ大切に育ていた。しかしある日リボンは飛び立って行ってしまった。その後リボンと出会った人々は生きる力を取り戻していく。 はじまりはリボンが生まれる前の風変わりな祖母と純粋な少女の日常。その後はリボンと思われる黄色い鳥が色々な人の前に現れる短編小説で章ごとに色々な人の視点から物語が進んでいくのはとても新鮮で面白いと思いました。 どの章も好きだけど小鳥がスエヒロと呼ばれている章とラストの再会の章はやっぱり印象的だった。スエヒロと呼ばれていた時の出会いと空気感はとても落ち着いていて人がなくなるのだけど澄んでいる印象があり何度か読み返したくなるお話でした。 再会の章では前に進めなくなった人やどうしょうもなく苦しいと思っている人におすすめ、リボンは青い鳥のように幸せを運ぶというわけではないが元気や勇気をくれ、そっと背中を押したりさすってくれる寄り添ってくれる鳥なんだと感じました。 全体を通して透き通っていてせつなくて、だけど前向きなれる、そんな小説です。最初はゆったりとした空気から話の展開があまり動かないからと読みにくいと感じる人も多いとおもいますが動物が好きな人なら読んでみてはいかがでしょうか?
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