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大和魂の精神史 本居宣長から三島由紀夫へ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ウェッジ |
| 発売年月日 | 2015/03/01 |
| JAN | 9784863101432 |
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大和魂の精神史
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大和魂の精神史
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『源氏物語』のさまざまなしかたでの受容史が、日本文化の中軸をかたちづくってきたという見かたを打ち出すとともに、そうした「源氏文化」の伝統が本居宣長によってくつがえされたことで、三島由紀夫にまでいたる日本文化の理解をめぐる混乱が生じてきたことを解明しています。 『源氏物語』のうち...
『源氏物語』のさまざまなしかたでの受容史が、日本文化の中軸をかたちづくってきたという見かたを打ち出すとともに、そうした「源氏文化」の伝統が本居宣長によってくつがえされたことで、三島由紀夫にまでいたる日本文化の理解をめぐる混乱が生じてきたことを解明しています。 『源氏物語』のうちに「もののあはれ」という高い精神的価値を見いだした宣長は、「大和魂」ないし「大和心」を称揚し、返す刀で「漢意」を厳しく批判しました。その宣長が戦いをいどんだのが、「花は盛りに、月は隈無きをのみ見るものかは」と説いた『徒然草』の美的価値観のありかたでした。しかし兼好の価値観は、「源氏文化」を継承したものだったことを著者は指摘します。 さらに「源氏文化」は「古今伝授」を通じて、一条兼良や細川幽斎、北村季吟といったそれぞれの時代を代表する文人たちに継承され、季吟を江戸に呼び寄せた柳沢吉保にいたります。吉保が生きた元禄年間における「パックス・トクガワーナ」の思想的背景には、「源氏文化」の「和の思想」があったと著者はいいます。そして、この「和の思想」に挑戦し、日本文化史上まれに見る「ちゃぶ台返し」をおこなったのが宣長だったのです。宣長が謳いあげた「大和心」は破壊の思想を生み出し、近代の日本に引き継がれます。そして戦後の日本において、三島由紀夫は美しい日本文化を守るために、みずからの命をはかなく散らす道をえらびました。 こうした『源氏物語』の受容史をたどることで、現代の日本文化についての理解が錯綜しているゆえんを解き明かすとともに、宣長以前の「源氏文化」に目を向けることで、あらたな時代にふさわしい日本文化のかたちをもう一度考えなおそうとしています。
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大和魂=大和心の精神史を『源氏物語』を軸にたどった論考。十一世紀初頭紫式部という女性が書いた虚構の物語が、藤原定家以来「源氏文化」として洗練され、北村季吟において集大成される。そこにおいて『源氏物語』は「平和と調和」の文化統合システムであり、和漢梵を宥和させるものであった。ところ...
大和魂=大和心の精神史を『源氏物語』を軸にたどった論考。十一世紀初頭紫式部という女性が書いた虚構の物語が、藤原定家以来「源氏文化」として洗練され、北村季吟において集大成される。そこにおいて『源氏物語』は「平和と調和」の文化統合システムであり、和漢梵を宥和させるものであった。ところがその「源氏文化」に、知の大悪人(?)本居宣長が異を唱え「もののあはれ」という主題をもって一気にひっくり返してしまう。その経緯が、帯にあるとおり「ミズテリーを詠むような爽快さ!」で明らかにされていく。いや、本当にミステリーを読むように、スリリングで面白かった!
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