商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784408536644 |
- 書籍
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桜の下で待っている
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桜の下で待っている
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商品レビュー
3.6
87件のお客様レビュー
1人暮らしの祖母を訪ねる大学生(モッコウバラのワンピース)、結婚の挨拶に婚約者の実家を訪れる女性(からたち香る)、亡き母の七回忌の法要に参加するため実家に帰る男性(菜の花の家)、叔母の結婚式に参加するため母の故郷へ向かう小学生(ハクモクレンが砕けるとき)、新幹線の車内販売の女性(...
1人暮らしの祖母を訪ねる大学生(モッコウバラのワンピース)、結婚の挨拶に婚約者の実家を訪れる女性(からたち香る)、亡き母の七回忌の法要に参加するため実家に帰る男性(菜の花の家)、叔母の結婚式に参加するため母の故郷へ向かう小学生(ハクモクレンが砕けるとき)、新幹線の車内販売の女性(桜の下で待っている)、さまざまな理由で新幹線に乗る人々の物語。短編が5つ。 最後の2本だけは繋がりがあるけれど、基本的には独立した話ばかり。列車はさまざまな境遇の人とその気持ちを乗せて故郷へ向かう。 個人的には1本目の『モッコウバラのワンピース』が1番好きかも。主人公のお祖母さんがかっこいいなぁと思う。4本目の『ハクモクレンが砕けるとき』はちょっとファンタジーな話。抽象的な感じで今ひとつよくわからなかった。
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花の香りに優しく包まれるような、穏やかな気分で読めた5話の短編集。 5話「桜の下で待っている」で、新幹線の車内販売をしているさくらが、「故郷に様々な理由で向かった人々が、帰りの車内では割とどの人もまんざらでもないって顔をしてる。」というようなことを話していた。 確かに故郷っていい...
花の香りに優しく包まれるような、穏やかな気分で読めた5話の短編集。 5話「桜の下で待っている」で、新幹線の車内販売をしているさくらが、「故郷に様々な理由で向かった人々が、帰りの車内では割とどの人もまんざらでもないって顔をしてる。」というようなことを話していた。 確かに故郷っていいことばかりじゃなくて、めんどくさいこともあったりする。 でも、そんなこんなをひっくるめての故郷なのかもと思った。
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また、某コーヒーチェーン店でこれを読んでいると、隣に汗臭い男が座った。なぜいつもこうなる??ただ時間とともに香りは少しずつ中和され・・・。あ、帰るのね。バイバイ! さて、そんな事は良いとして、この本は覆面カバーされ、某図書館で、「泣いてスッキリしたい」と紹介されていた。いや、最後...
また、某コーヒーチェーン店でこれを読んでいると、隣に汗臭い男が座った。なぜいつもこうなる??ただ時間とともに香りは少しずつ中和され・・・。あ、帰るのね。バイバイ! さて、そんな事は良いとして、この本は覆面カバーされ、某図書館で、「泣いてスッキリしたい」と紹介されていた。いや、最後まで泣けはしなかったぞ。クレーム言って返そうww 短編がいくつか入っていて、東北の地名が出てくるのは親近感が持てる。最後の短編が、表題作で、泣く気満々で読んだのに肩透かしをくった感。いや、決して悪い感じはしなく、短編間でゆる〜くつながっている点も好感が持てる。この方の作品は初めてだったのでまた読んでみよう。 あれ、隣のあなた、帰らないの?じゃ、俺が先に帰るわ。早く外の新鮮な空気吸いたい。
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