1,800円以上の注文で送料無料
ザ・ドロップ ハヤカワ・ミステリ1893
  • 新品
  • 書籍
  • 新書
  • 1227-06-08

ザ・ドロップ ハヤカワ・ミステリ1893

デニス・ルヘイン(著者), 加賀山卓朗(訳者)

追加する に追加する

ザ・ドロップ ハヤカワ・ミステリ1893

1,430円

獲得ポイント13P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2015/03/01
JAN 9784150018931

ザ・ドロップ

¥1,430

商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

レビューを投稿

みんなの感想まとめ
  • 孤独な男と子犬
  • 都会のノアールドラマ
  • 希望と厳しさの交錯
  • 人生の選択と後悔
  • 心の絆と救いの可能性
  • 犬との特別な瞬間
  • 人間の闇と向き合う物語
  • 共感を呼ぶ感情の深み
  • シンプルで深い感動
  • 読後に残る印象的な余韻

孤独な男と一匹の子犬が織り成す物語は、人生の厳しさとその中での希望を描いています。主人公は、自らの罪や孤独と向き合いながら、周囲の人々の"間違った"選択を目の当たりにし、共感を呼び起こします。彼の心の中に訪れる特別な瞬間や、犬との絆が描かれることで、読者は自らの人生や世界の残酷さを再認識しつつも、救いの可能性を信じる気持ちを抱かせられます。物語は、シンプルでありながら深い感情を呼び起こし、読み終えた後も心に残る印象を与えます。ノアールな世界観の中で、誰もが持つ闇と向き合う姿は、心を揺さぶる力を持っています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説を読むと、この作品は「アニマル・レスキュー」という短編で発表され映画化に際し脚本を担当した。そのノベライズ。最近のポケミスには珍しい190ページだが、人物造型が一人ひとり章立てにされて面白い。 映画は日本では公開されなかったが、映像を置き換えるにはこういう描写がいいのかと納得できるほど、ストーリーを膨らませ、新たな登場人物も加えて力の入った作品になっている。 逃れられなかった事件の背景も刹那的に見える主人公ボブの心理が、単に救われない鬱屈したものだけでないことが、物語を深いものにしている。 海外作家のミステリは好きだといっても作家もそんなに多く読んではいないけれど、デニス・ルヘインは初期のパトリック・アンジーシリーズも一冊だけ読んだが面白かった。 ただボストンの歴史にふれた重厚なコグリン・シリーズからは、以後出版されると見つけて読みたいと気をつけている。 ドロップという題名も上手い。第一には主人公が務めるバーがギャングの賭博場になっていて、集まった掛け金の中継地であること、主人公のボブが社会的な人道枠から外れること、また過去の出来事から解放されること。雫の変化のように心理的な転換を自覚すること。 読み返してみると、巧妙なルヘインの筆致がただ物語を紡ぐだけではないことが判る。 何気なくにじむ心理描写も、はみ出し者の教育のない数少ない言葉を掬い上げる繊細な文章がますます巧妙に冴えている、少し抒情的にウエットな後味が残るのも、荒れた生活に漂っているボブの悲しみのようなものが感じられ印象的。 映画と異なる文字の世界を活写されるところは、比べることはできないが映像に負けない。(と思う) 裏表紙で、“巨匠”と紹介されている。初めて見たが、S・キングが新進のホラー作家、ミステリ作家だったころ、“頭の悪そうな女が喫茶店でキングのペーパーバックを読んでいる”というような文章を読んで(どこの何に載っていたのか忘れたけれど)その頃「恐怖の四季」や「グリーンマイル」を読んでいたのでこの筆者はホラーやミステリというジャンルに偏見を持っているのではないかと思った。キングも作品の多くが既に映画化もされてヒットし、みるみるうちに大作家、巨匠になったように、デニス・ルヘインもこうして成長していったのかと感慨深かった。 ボブはマフィアが支配するバーで従兄のマーヴと働いていた。バーではあるが実態は故買屋で、賭け屋だった。 バーテンダーのボブは温厚で礼儀正しく、内向的で、バーに来る飲んだくれの常連や賭けに興じる男たちには、気配がない影のように見えていた。 自分でもそういうものだと思っていた、日曜には必ず教会で礼拝し、神父の説教を聞く。同じミサでいつも出会う刑事のトーレスは彼が聖体拝受をかたくなに避けているのを不思議に思っていた。ボブは若いころいろいろやったが、今の生活で、時に深い孤独感に陥るようになった。敬虔な父親から授かった知識で礼拝は欠かさないようにしていた。 ボブがゴミ箱から子犬を拾い、それを見たナディアに一時預かってもらった。知り合いができそれも若い女性だったことでどことなく幸せな感じがした。 犬を介してナディアと散歩することも増えた。 だがナディアにも秘密があり、付きまとっている精神的に病んだ男がボブに絡んでくる。 店に掛け金を狙う強盗が入った。それを知ったマフィアのボスは盗まれた5千ドルを返せといった。強盗の一人は止まった腕時計をしていたとトーレスに話した。 血に染まった5千ドル紙幣と腕時計が嵌った片腕が送られてきた。 ボブは巧妙に腕を処分し、金は洗ってマフィアに返す。徐々にボブが隠していた影の部分が滲み出す。 そして大量の掛け金が動くスーパーボール・サンディの日、マーヴは掛け金を盗んで海外に逃亡しようと計画した。 その日ボブはバーを任され、派遣された手伝いとともに閉店までマフィアの集金人に掛け金を支払い続けた。 彼にはそうする理由があった。 終盤、小気味よいいい形で盛り上がり終息する。

Posted by ブクログ

2025/03/14

S・A・コスビーのデビュー作を読み終わると、デニス・ルヘインの小説が読みたくなっていた。いちばん大好きな、罪を背負い孤独に沈んでいる男が犬を救うことから始まる物語を手に取る。 男の罪や孤独に、それぞれの“間違った”やり方で人生を解決しようと踠く人々の姿に、自分の人生を重ねていた。...

S・A・コスビーのデビュー作を読み終わると、デニス・ルヘインの小説が読みたくなっていた。いちばん大好きな、罪を背負い孤独に沈んでいる男が犬を救うことから始まる物語を手に取る。 男の罪や孤独に、それぞれの“間違った”やり方で人生を解決しようと踠く人々の姿に、自分の人生を重ねていた。本の中でも現実でも、世界も人生も残酷だ。 それでも、それぞれがそれぞれの理由で“間違って”いくなかで、男に訪れたような、偶然で特別な、罪を忘れられる、人生を変える、あるいは取り戻そうと思える、幸せだと気づける瞬間は訪れる。そうも信じたい。信じている。そんな瞬間が訪れたとしても「この世はままならない」のかもしれないけれど。そこに犬が居れば。そんなことを思う。 読み終わった本をポケットに入れていた帰り道、SNSで流れてくる犬の皆さんの写真をスクロールして、この小説で救われるアメリカン・スタッフォードシャー・テリアにつけられた聖人の名前を、まだ見ぬ仔犬に呼びかけている人生を想像していた。いつもの道ですれ違う犬を少しだけ長く目で追っていた。「おれはあの犬を育てたいだけだ。」追い詰められたときに男に浮かぶ言葉を思い出す。ああ、わたしの隣にも犬がいればなあ。 読み終わったときの気分は決して明るくはならないし、この気分をどういう言葉で表せば良いのかも分からなかった。それでも世界、人生を残酷だけれど真摯に描いた小説は、ままならないけれど、やはり素晴らしいし大好きだと思えた。きっとまた何度も読むと思う。いつかのそのときには、隣に犬が居てくれれば最高なのだけれど。 ジャケットの帯で隠れてしまう部分と付箋の色を合わせるのは、所謂見えないオシャレというやつである。 「ボブは子犬を見つめた。どうしてこんなところに、とでも言いたそうな眼で子犬が見つめ返した。ボブは人差し指でその鼻に触れた。子犬は大きな眼をぱちくりさせた。一瞬、ボブは自分の罪を忘れた。」

Posted by ブクログ

2022/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パトリックとアンジーのシリーズの作者だったので。 仔犬が登場していたのに、面白くなかった。 内向的で孤独に暮らすバーテンダーのボブ、 ケガをした仔犬を拾い、同時に女性と知り合う。 仔犬を巡ってほのぼのするかと期待したが違った。 バーは強盗に入られ、 チェチェン人のマフィアのものだった金を盗られる。 かつてはバーのオーナーだった従兄弟、 十年前にバーから行方不明になった男、 同じ教会に通う刑事、 行方不明の男を殺したと噂のある男、 なんだかよく分からない人たちの、 よくわからない関係と展開。 一応殺人もあるし、謎解きははあるけど、ミステリ―なのか? 雰囲気があるのは否定しないが。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました