商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784101425535 |
- 書籍
- 文庫
いちばん長い夜に
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
いちばん長い夜に
¥781
在庫なし
商品レビュー
3.9
48件のお客様レビュー
マエ持ち。 前科持ちの事を言うそうだ。 前科持ちの刑務所仲間の2人の女性。芭子と綾香の服役後の人生を描いた物語。 刑務所で知り合った芭子と綾香。服役後はお互い家族に縁を切られ、過去を隠して細々と支え合って生きていく。 震災直後の文面は作者の乃南アサさんの実体験に基づき描かれ...
マエ持ち。 前科持ちの事を言うそうだ。 前科持ちの刑務所仲間の2人の女性。芭子と綾香の服役後の人生を描いた物語。 刑務所で知り合った芭子と綾香。服役後はお互い家族に縁を切られ、過去を隠して細々と支え合って生きていく。 震災直後の文面は作者の乃南アサさんの実体験に基づき描かれているそうで、震災後の時系列の状況が臨場感に溢れていた。 綾香は、震災のボランティアをしながら、命の大切さを痛いほど感じ、自分の犯した罪に向き合っていく。 最期には、それぞれ違う道を進んでいくことになるが、ゆっくり前を向きお互い新たな一歩を踏み出す事が出来て良かったのと、芭子の過去を受け入れ、ゆっくりと一緒に歩んでいくことを決意した南さんの懐の大きさ、人間力に救われた気持ちがした。
Posted by
前科持ちの女性二人の物語。 自分の素性がバレないようにビクビク、しかし温かく生きる姿を描いている。 最初はその調子で物語が終わると思いきや、3.11に巻き込まれて、人生が変わるという急展開。 人生いろいろあると思い出させる本だった
Posted by
気に入ったシリーズ物だったから買った一冊。 マエ持ち2人組の話 残念ながらシリーズ最後の小説だった。 今まで支え合って生きてきた2人だが、地震をきっかけにそれぞれの道を進んでいく内容 あらすじを読んでなんだか残念な感じで2人は離れて行くのかなとかいろいろ思ったが、今までの...
気に入ったシリーズ物だったから買った一冊。 マエ持ち2人組の話 残念ながらシリーズ最後の小説だった。 今まで支え合って生きてきた2人だが、地震をきっかけにそれぞれの道を進んでいく内容 あらすじを読んでなんだか残念な感じで2人は離れて行くのかなとかいろいろ思ったが、今までの様な関係ではなくなるが、2人の繋がりはそのままって感じだったので良かった。 この小説では地震の事が描かれていて、それが大きな出来事だったが、それ以外はそんなに大きな出来事もなく、2人の日常が描かれていてそれが実際にいる2人を描いている様感じがしてそれが良かった。 地震の事は作者が体験した事をそのまま組み入れているのでリアルでした。 今は北陸地方が地震の被害にあり改めて地震の怖さを感じた。 このシリーズをもう少し読みたかったので終わるのは残念な気持ちもあるが、このラストで良かったとも思った小説でした。
Posted by