商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2014/12/05 |
| JAN | 9784150701512 |
- 書籍
- 文庫
災厄の町 新訳版
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災厄の町 新訳版
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商品レビュー
3.9
48件のお客様レビュー
1周目:2024年6月に読了 2周目:2026年9月に読了(このタイミングでレビュー) ■作品 『国名シリーズ』がパズルを重視した作品なら、『ライツヴィルシリーズ』は人間ドラマを重視した作品。 そのため国名シリーズのような 「ワクワクする謎(ショーウィンドウから死体が出てきた、...
1周目:2024年6月に読了 2周目:2026年9月に読了(このタイミングでレビュー) ■作品 『国名シリーズ』がパズルを重視した作品なら、『ライツヴィルシリーズ』は人間ドラマを重視した作品。 そのため国名シリーズのような 「ワクワクする謎(ショーウィンドウから死体が出てきた、病院内での殺人、2万人の観客がいるショーの真っ最中に殺された、等)」 「読みながら考えさせられる手がかり(こういうことじゃないか、と考える楽しみ)」 「論理的で緻密な真相」 といったパズル要素が好みの人には向かないか、退屈に感じてしまう作品であるとは思う。 しかし個人的には人間ドラマとパズルが融合した傑作、という印象を受けた。人間ドラマの方が要素として強く、その点を楽しめるかどうか。 ■1周目と2周目 最初に読んだ時は読書を始めたばかりの時で、『Xの悲劇』『Yの悲劇』が非常に面白かったので、書店に並んでいたエラリー・クイーンの作品をただちに買って即座に読んだ。 2周目は国名シリーズを全て読んだ後に、ではライツヴィルシリーズはどういう作りだっただろう、と読みなおしたくなって読みなおした。 1周目の評価:★★★★☆ 2周目の評価:★★★★★ □1周目の感想(2024.6)※当時のメモから 小説全体の半分進むくらいまで一切何も起こらず、事件が発生した以降も一切何もわからず、後半に出てくるちょっとした手がかり1つで「全てが解けた」という感じなので、地味。 何も起こらな過ぎという印象。 探偵エラリーも途中まで巻き込まれ側の一般人と全く同じで、なんなら事件後全然何もせず何も喋らない空気な感じにすらなる。 人間関係やその描写であったりという「人間」に焦点を当てた作品の最初がこれ、ということで、そういう点に重点が置かれていたのはわかるが、推理小説として何も起こらな過ぎで退屈な感はある。 事件に関する明確な手がかりが全然出てこない。 ■2周目の感想(2026.9) 傑作。人間ドラマ型の推理小説。 人物同士の会話や人間関係、エラリーも含むそれぞれの心の葛藤、ライツヴィルという田舎町が持つ田舎町ならではの性質(良くも悪くも噂が一瞬で広まる、等)、これまでと一転して世界の全てが敵になるといった描写、など、読み物として面白い。 ライツヴィルという町の人々や町自体が躍動し、それぞれの「人物」に重きが置かれている。 途中まではサスペンス感が強いな、と思った。 パズル部分については、「○○の可能性がある」「○○の可能性が高い」といった部分が多く、ちょっとスッキリしない部分があるというか別解がありそうな気もするが、納得できないものではない。 事件に関するパズル部分にだけ目を向けると国名シリーズと比べてその描写が少なく物足りない感をやはり受けるが、それを上回る人間ドラマの面白さがあり、人間ドラマとパズルの融合という意味では非常に面白く、個人的に傑作と感じた作品。 1周目から2周目までの間に、サスペンス、警察、冒険、SFなど様々なジャンルを手当たり次第に読んできたことから、1周目と違い全然退屈しないどころか面白すぎてページをめくる手が止まらず一気に読んでしまったw
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イイね!なんか、爽快!! クイーンの中でも精度が高いのでは。キャラクターも面白いし、適度に少ない。主人公のエラリイは、回によってこじれてるときとスッキリしてるときと差があるのたけど、スッキリさんでした。 人間関係のナゾが、犯人周辺以外でも複雑に絡んでいて、人間関係のドラマとしても...
イイね!なんか、爽快!! クイーンの中でも精度が高いのでは。キャラクターも面白いし、適度に少ない。主人公のエラリイは、回によってこじれてるときとスッキリしてるときと差があるのたけど、スッキリさんでした。 人間関係のナゾが、犯人周辺以外でも複雑に絡んでいて、人間関係のドラマとしても面白かった。女心の複雑なパターンも、それぞれに深みがあった。 さすが、ですねぇ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星4と5で悩む。 初クイーン作品だがこの時代のミステリーのシンプルさとレベルの高さに驚いた。 エラリィクイーンって有栖川有栖的に主人公の名前だったのも初めて知った。 さて、本作品はライツヴィルという町でエラリィが知り合うライツ家という名家を中心に進む。3姉妹の真ん中のノーラは3年前結婚直前にフィアンセ「ジム」に逃げられ、精神がおかしくなったと噂されていたがある日ジムが帰ってきた。すぐに結婚を決断する二人だが、3通の未発送の手紙を見つけたことによりエラリィはジムがお金目当てにノーラを毒殺しようとしていると考える。 さて、実はこの3通の手紙は日付が未来の日付で、宛先はジムのお姉さん。妻が病気になった、死んでしまったという内容のものだった。 私はこの手紙を読んだときに「なんてことだ、ジムは3年間の間に結婚していてしかもその奥さんと死別したからのこのこ戻ってきたのかこのカス!!!」と思ったのだが、「これはきっと妻の殺害計画だ」と話し始めるエラリィたちをみて「???」と思った。 すでに読了済みの方はお察しいただけるだろうが、これはあながち外れてはおらず結果として最後の推理がちょっと霞んでしまった。 殺したい妻というのはノーラのことではないだろうとかは察したのだが、ノーラが復讐心をもとに行動していたのはまったく気づけなかった。物理的なトリックよりも心理的な印象による目眩ましの影響が強かった気がする。 読み終わったあとはしっくり。ノーラがローズマリーが自分のお酒を欲しがるなんて予測できないだろうという意見もあると思うが、数カ月同居していたら相手の性格なんてわかってくるものだろう。強いて言うならノーラが自分のカクテルに毒を入れて渡すという結構難しそうなことを割と短時間でみんなの目前で行っていること、あとはすぐに溶けるなら液体だろうけど隠れて入れるなら粉末だろうからちゃんと溶けたんかなぁとか細かいところが若干気になったため
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