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遙かなるセントラルパーク(下) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2014/12/04 |
JAN | 9784167902674 |
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遙かなるセントラルパーク(下)
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商品レビュー
4.5
9件のお客様レビュー
文句なしに面白かった! 「エンターテインメントここに極まれり」といった小説でした。 巨額の懸賞金が懸けられたロサンゼルスからニューヨークまでの、5000キロに及ぶウルトラマラソン「トランスアメリカ」を描いた小説の下巻。 「トランスアメリカ」を襲う様々なトラブル。砂漠地帯の酷暑...
文句なしに面白かった! 「エンターテインメントここに極まれり」といった小説でした。 巨額の懸賞金が懸けられたロサンゼルスからニューヨークまでの、5000キロに及ぶウルトラマラソン「トランスアメリカ」を描いた小説の下巻。 「トランスアメリカ」を襲う様々なトラブル。砂漠地帯の酷暑、豪雨、ロッキー山脈の雪……、身体は限界に近づく中で、ランナーたちはそれでも走り続ける。手に入らなかった栄光への渇望、人生の一発逆転、家族への思い、貧困に喘ぐ村のため、没落した家のため…… そんなそれぞれのドラマも、いつの間にか彼方へ消えていく。最後に残るのは自分との闘い、ライバルであり、そして共に走り続ける仲間たちとの絆。その思いの熱さが心を震わせる。 そしてさらにトランスアメリカは、自然以上に厄介な妨害を受けます。自分たちが開催するオリンピックの影響力の低下を恐れ、オリンピック委員会が裏から手を回し、トランスアメリカは何度も中止の危機に陥ります。それでもトランスアメリカの主催者であるフラナガンは諦めない。 マラソンで訪れる各地でユニークな賭けに、一蓮托生したランナーたちと挑み、時に自らも行動を起こし、ランナーたちを引っ張っていく。それはいつの間にか儲けや利益ではなく、ランナーたちの懸命な走りに感化され、彼自身もトランスアメリカに誇りを持つようになっていく。ランナーも主催者も関係なく、全員がゴールに向かって、アメリカを駆け抜けていく。 彼らが困難に陥るたびに引き込まれ、そしてトラブルを乗り越えていくたびにカタルシスが生まれる。そのたびに物語に引き込まれていき、そして物語は決して自分を離さない。あたかも読んでいる自分も、トランスアメリカの伴走者になったかのよう。 最後の最後に訪れるトランスマラソン最大の危機にも、ランナーたちは動じない。そして最終日最後のマラソンに挑む。ただの感動では収まらない。自分も作中のランナーたちと走ってきたからこそ、感動を超える不思議な満足感とともにレースは閉じられる。 著者のトム・マグナブはオリンピックでイギリスの陸上コーチを務め、アカデミー賞受賞作『炎のランナー』では技術指導顧問として製作に携わったそう。それだけあってランナーたちの描写であったり、長距離を走りきるための工夫、また道中でのランナーたちが挑む賭けレースの描写も、非常に真に迫っている。 上巻での砂漠での激走で、シャツが汗で張り付く描写や、体温が危険な温度まで上がる描写なども素晴らしかったけど、下巻のランナーたちの内面の描き方の描写も、著者のこうした経歴が活かされているからこそ、このトランスマラソンに臨場感が生まれているのだと思います。 人間の強靭的な強さと誇りが生む、かつてないドラマ! それが『遥かなるセントラルパーク』という小説なのです。
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世界60ヵ国から2000人が参加しロサンゼルスからニューヨーク5000kmを3カ月かけて走るウルトラマラソン。賞金は合計36万ドル。様々な人種、様々な地位、職業、境遇の人たちがそれぞれの目的のために挑む。この3ヵ月の間に起こるトラブルの数々と人間模様。金目当てで走り出した人たちが...
世界60ヵ国から2000人が参加しロサンゼルスからニューヨーク5000kmを3カ月かけて走るウルトラマラソン。賞金は合計36万ドル。様々な人種、様々な地位、職業、境遇の人たちがそれぞれの目的のために挑む。この3ヵ月の間に起こるトラブルの数々と人間模様。金目当てで走り出した人たちがいつのまにか堅い絆で結ばれていく。一人ひとりが「いい奴」に変化していく。そして感動のラストへ。もう涙で前が見えない。
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すっごくおもしろかった!今まで一番おもしろかったマラソン小説は三浦しをんの「風が強く吹いている」だったけどこの小説はそれを超えました!これ映画化してくれないかなーすごく映像が思い浮かぶ小説だった。 朝の通勤電車の中で読了したんだけど最後泣けてきちゃって大変だったわ(^o^;
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