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黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2014/11/28 |
JAN | 9784488715052 |
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黒い破壊者
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黒い破壊者
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商品レビュー
2.8
7件のお客様レビュー
the black destroyer, like a Panther and the other SF creature. l want to make an another black destroyers long story .
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異星で異形の生命体と人類が絡み合う作品のアンソロジー。実は個人的にはあまり好きなジャンルではないのだが、Amazonでいつもおすすめされるので、そこまで言うなら読んでみようと思い立った。 読んでみて、やはり自分には合わないかなという感想。中には面白かった作品もあった。個人的に楽...
異星で異形の生命体と人類が絡み合う作品のアンソロジー。実は個人的にはあまり好きなジャンルではないのだが、Amazonでいつもおすすめされるので、そこまで言うなら読んでみようと思い立った。 読んでみて、やはり自分には合わないかなという感想。中には面白かった作品もあった。個人的に楽しめたのは「海への贈り物」と「おじいちゃん」「キリエ」といったところ。まあ半分くらいの作品は楽しめたわけだ。読まず嫌いだったのかもしれない。 以下、個別作品の感想。 ◎狩人よ、故郷に帰れ(リチャード・マッケナ) アダムとイヴの物語といえばいいのだろうか。ストーリー展開は予想できるものの、少し難しい話だった。 ◎おじいちゃん(ジェイムズ・H・シュミッツ) 異形の植物動物の話。オオオニバスのような植物の筏に乗って地球型惑星を調査し、その道中でトラブルが発生するような感じだ。そこそこ面白い。 ◎キリエ(ポール・アンダースン) 物理的な体を持たない生命と人類が宇宙探査に向かう話。物理的な体を持たない生命体(ルシファー)と人類とはテレパスを媒介して人類と会話する。今となっては少々古い感じがするが、このようなストレートな感じも読んでいて楽しい。 ◎妖精の棲む樹(ロバート・F・ヤング) 衝撃のラストと言うべきでしょうか。でも正直なところよく理解できなかった。大木を斬り倒す話なのですが、樹木と妖精の話は分かったものの、それとラストが結び付かない。難しかった。 ◎海への贈り物(ジャック・ヴァンス) 異星の海に棲息する生物(アザラシみたいな海獣)が実は知的生命体かもしれない。そんな状況で人間とその生物がコミュニケーションしようとする。背景には知的生命体かもしれない生物から鉱物資源を搾り取ろうとする人々もいて、なかなか複雑な状況となる。ストーリーとしては複雑な話ではないので、潮の臭いを感じながら楽しく読めた。 ◎黒い破壊者(A・E・ヴァン・ヴォークト) そりゃ恒星間宇宙旅行ができるようになれば、知的生命体と遭遇することはあるだろう(本当か?)。ファーストコンタクトの相手が、人類と同じような姿形をしているとは限らないし、他生物に対して友好的かどうかも分からない。本作品は不幸なファーストコンタクトだと思った。お互いの目的が分かりあっていれば、お互い命を落とさずにすんだのではないかと。そもそも言葉が通じる人間同士でも本当に分かりあえることは難しいので、異星で異形の生物と分かりあえるのは不可能なのかもしれない。
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中村融編「宇宙生命SF傑作選」は、以下6篇収録。 ・リチャード・マッケナ「狩人よ、故郷に帰れ」 ・ジェイムズ・H・シュミッツ「おじいちゃん」 ・ポール・アンダースン「キリエ」 ・ロバート・F・ヤング「妖精の棲む樹」 ・ジャック・ヴァンス「海への贈り物」 ・A・E・ヴァン・ヴォーク...
中村融編「宇宙生命SF傑作選」は、以下6篇収録。 ・リチャード・マッケナ「狩人よ、故郷に帰れ」 ・ジェイムズ・H・シュミッツ「おじいちゃん」 ・ポール・アンダースン「キリエ」 ・ロバート・F・ヤング「妖精の棲む樹」 ・ジャック・ヴァンス「海への贈り物」 ・A・E・ヴァン・ヴォークト「黒い破壊者」 宇宙生命を取り扱う作品ときくと、どうしても映画「エイリアン」のように、宇宙に進出した人類とグロテスクな容姿をした生命体との手に汗握る攻防…という作品が連想されます。しかし、本書でそのような作品はヴォークトの「黒い破壊者」のみ。それ以外は、編者があとがきで言及するように生態学(エコロジー)に焦点をあてた作品です。 そんなエコロジー的SF作品の中でも、とりわけ面白かったのは、ジャック・ヴァンスの「海への贈り物」。 地球から遠く離れたとある惑星。海で満たされたこの惑星を調査するクルー一行。ある日、突然、仲間のひとりが調査用のいかだから姿を消した… 地球外の知的生命体とのコンタクトを扱った作品を読むのは、本書が初めてというわけではありませんが、より緻密にコンタクトの過程を描いた作品として、本作は読み応え十分。潜在的な恐怖を感じる海を舞台にしたことも、不穏な空気を感じられて、ほどよい緊張を感じつつ読み進めることができました。
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