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黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選 創元SF文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2014/11/28 |
| JAN | 9784488715052 |
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黒い破壊者
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黒い破壊者
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
早歩きでズンズン先に進んでいくのだが、此方を気にして時折ちらっと振り返ってくれるような距離感のアンソロジー。ただし、手慣れたエスコートは期待しないように。 古い作品としては読みやすいほうだと思うが、独特の単語や言い回し、説明の多さ、一文の長さなど、SF古典らしい取っ付きにくさはあ...
早歩きでズンズン先に進んでいくのだが、此方を気にして時折ちらっと振り返ってくれるような距離感のアンソロジー。ただし、手慣れたエスコートは期待しないように。 古い作品としては読みやすいほうだと思うが、独特の単語や言い回し、説明の多さ、一文の長さなど、SF古典らしい取っ付きにくさはある。文体も若干古めなので、最近の小説に慣れていると古典らしい硬さや飲み込みにくさを感じるかもしれない。 生態学がテーマのようで、タイトルにある『宇宙生命SF傑作選』という呼び名がしっくりくる。 ニュアンスの違いだが、私には、異星人との交流というより、他の惑星の生態系や環境の中に地球人という外来種が入っていく話にも感じられた。 言語体系や意思表示の仕方で知性の有無や自他の優劣を判断しがちなのは人間の悪い癖かもなあ、と思う。ただ、その中で、未知のものを理解しようと努力して別の道を歩む人もいるし、色んな方向から物事を見るというのは、生き残る上で大切なことなのかもしれない。相手を理解する努力をする、観察力や想像力を持つ、というのは、生物と関わる上では重要だろう。勿論、地球でも。 異文化・異種族との関わり方、アプローチの仕方が人それぞれなら、文章の書き方も人それぞれだ。 『狩人よ、故郷に帰れ』が凄く好みだったこと、『海への贈り物』と『黒い破壊者』がそれぞれ方向性の違う洋画みたいで面白かったので評価を高くしたが、人によっては退屈かもしれない。 因みに自分は、話ごとに読む速度が不規則になり、ページがなかなか進まず、読み終えるのに結構苦労した。SFを読むのはツラい、と嘆く人の気持ちがよく分かる……。それでも面白い、興味深いと思って読み終えることが出来るのは、ひとえに作家の力量だろう。 ストーリーがはっきりしているものもあるので、辛いと思いながら読むくらいなら、ある程度さらっと読んでもいいかもしれない。途中から「なんか面白くなってきやがったぜ……!」となったら、そこからしっかり読めば良いのだし。 『狩人よ、故郷に帰れ』リチャード・マッケナ 凄く好みだった。人間がテラフォーミングのために動植物未分化の在来生物、フィトを絶滅させようと躍起になる話。なんかもう、この時点で既に結末が見えている。 フィトやザナシスは私の考える『植物』という存在に限りなく近く、予想外に一気読みした。植物ってあまりに強者だよなあ……。生命力の怪物だね。 何気に二つの種族がフィトによって一つになるのも見どころ。 武器で相手を制圧できると思っている人間に、一方的に殺意を向けられるフィトが可哀想だと思っていたが、それは随分とおこがましい考えだったと思い知らされた。同程度の相手ならともかく、一段階上の存在とでは、争いにすらならない。 人間が見ている以上に、動物や植物は人間を観察している。そして、人というものは、破滅が待っていると分かっていてもそれを認められず、意地になってそこへ向かって直進してしまうものだ。そして、不思議なことに、誰もそれを止められない。 『黒い破壊者』A・E・ヴァン・ヴォークト タイトルから受ける印象と冒頭、共にラヴクラフトっぽさを醸し出している。 とある惑星で、ケアル、という人間曰く「子猫ちゃん」に研究者達が襲われる話。洋画っぽさもあり、動きも多いので、結構楽しく読めた。王道のSFかも。 地の文さんが神の力でどちらの考えも見せてくれるので、読者という客観的な立場で物語を追える。ただ、どちらの考えも分かるからこそ読後感はやるせない。 ケアルは飢えて獰猛だし、あんまり先のことをちゃんと考えてないのだが、なんだか動物っぽくて可愛い。人間が彼を『子猫』と呼ぶんだけど、そこには未発達の存在みたいな意味もあったのかな。ラストは景色がはっきりと見えて、ちょっと寂しくなった。確かに子猫ちゃんだ……。
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the black destroyer, like a Panther and the other SF creature. l want to make an another black destroyers long story .
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異星で異形の生命体と人類が絡み合う作品のアンソロジー。実は個人的にはあまり好きなジャンルではないのだが、Amazonでいつもおすすめされるので、そこまで言うなら読んでみようと思い立った。 読んでみて、やはり自分には合わないかなという感想。中には面白かった作品もあった。個人的に楽...
異星で異形の生命体と人類が絡み合う作品のアンソロジー。実は個人的にはあまり好きなジャンルではないのだが、Amazonでいつもおすすめされるので、そこまで言うなら読んでみようと思い立った。 読んでみて、やはり自分には合わないかなという感想。中には面白かった作品もあった。個人的に楽しめたのは「海への贈り物」と「おじいちゃん」「キリエ」といったところ。まあ半分くらいの作品は楽しめたわけだ。読まず嫌いだったのかもしれない。 以下、個別作品の感想。 ◎狩人よ、故郷に帰れ(リチャード・マッケナ) アダムとイヴの物語といえばいいのだろうか。ストーリー展開は予想できるものの、少し難しい話だった。 ◎おじいちゃん(ジェイムズ・H・シュミッツ) 異形の植物動物の話。オオオニバスのような植物の筏に乗って地球型惑星を調査し、その道中でトラブルが発生するような感じだ。そこそこ面白い。 ◎キリエ(ポール・アンダースン) 物理的な体を持たない生命と人類が宇宙探査に向かう話。物理的な体を持たない生命体(ルシファー)と人類とはテレパスを媒介して人類と会話する。今となっては少々古い感じがするが、このようなストレートな感じも読んでいて楽しい。 ◎妖精の棲む樹(ロバート・F・ヤング) 衝撃のラストと言うべきでしょうか。でも正直なところよく理解できなかった。大木を斬り倒す話なのですが、樹木と妖精の話は分かったものの、それとラストが結び付かない。難しかった。 ◎海への贈り物(ジャック・ヴァンス) 異星の海に棲息する生物(アザラシみたいな海獣)が実は知的生命体かもしれない。そんな状況で人間とその生物がコミュニケーションしようとする。背景には知的生命体かもしれない生物から鉱物資源を搾り取ろうとする人々もいて、なかなか複雑な状況となる。ストーリーとしては複雑な話ではないので、潮の臭いを感じながら楽しく読めた。 ◎黒い破壊者(A・E・ヴァン・ヴォークト) そりゃ恒星間宇宙旅行ができるようになれば、知的生命体と遭遇することはあるだろう(本当か?)。ファーストコンタクトの相手が、人類と同じような姿形をしているとは限らないし、他生物に対して友好的かどうかも分からない。本作品は不幸なファーストコンタクトだと思った。お互いの目的が分かりあっていれば、お互い命を落とさずにすんだのではないかと。そもそも言葉が通じる人間同士でも本当に分かりあえることは難しいので、異星で異形の生物と分かりあえるのは不可能なのかもしれない。
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