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水やりはいつも深夜だけど
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/11/14 |
JAN | 9784041021347 |
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水やりはいつも深夜だけど
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短編小説。 ①ちらめくポーチュラカ 承認欲求と、承認されてはいけない環境の中にあるジレンマをものすごく細かく繊細に表現していて、まずこんなコアな部分に着目して物語が書かれていることに腰を抜かした。まるで、名もなき家事に「名もなき家事」という名前がついたかのようなひらめきがあった。...
短編小説。 ①ちらめくポーチュラカ 承認欲求と、承認されてはいけない環境の中にあるジレンマをものすごく細かく繊細に表現していて、まずこんなコアな部分に着目して物語が書かれていることに腰を抜かした。まるで、名もなき家事に「名もなき家事」という名前がついたかのようなひらめきがあった。 ②サボテンの咆哮 よく聞く「俺だって一生懸命やってるんだ!」のセリフは、「って言いつつなんもやってないじゃん」と言われがち、思われがちだけど、本当に「一生懸命やって」いたら?自分の忙しいさ、必死さにカマかけていたのは私の方だった?と考えさせられた。 ③ゲンノショウコ 出生前診断について。普通じゃない子を産むのでは、産んだのではと不安になる気持ちは理解できた。けど現代は、昔に比べて何にでも病名がつく時代。「普通の子」なんて全くいないのでは。 ④砂のないテラリウム 出産後、妻のことを「人が変わってしまった」と表現する人が多いが、まさにそれ。けど、変わってしまったのは妻だけ?夫も置いてけぼりの中で、少しずつ変わってしまったのでは? ⑤かそけきサンカヨウ 連れ子って家族か?そもそも家族とは?と考えさせられる。私が思うに、家族に定義などなくて私を守ってくれる、私が守りたいと思う居場所は家族なんじゃないだろうか。
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5篇の短編集。 子供を育てる家庭の話が続く。 「ゲンノショウコ」が印象的だった。 知的障害のある妹を持つ美幸が、自身の娘風花も知的障害があるんじゃないかと心配して心のバランスを崩しそう。 知的障害のある家族が他人から向けられる不躾な視線、態度、言葉。よく分かってるはずなのに同じ...
5篇の短編集。 子供を育てる家庭の話が続く。 「ゲンノショウコ」が印象的だった。 知的障害のある妹を持つ美幸が、自身の娘風花も知的障害があるんじゃないかと心配して心のバランスを崩しそう。 知的障害のある家族が他人から向けられる不躾な視線、態度、言葉。よく分かってるはずなのに同じ態度を風花の同級生で知的障害を持つ良樹君のお母さんに取ってしまい自己嫌悪に陥る美幸。 「ねーね、ねーね」と美幸の事を大好きな妹を、美幸も好きなのに同時に疎ましくも思ってしまう。その罪悪感が最悪の形で強制的に固定化されてしまう。 苦しいだろうなと想像する。 いい思い出だけを残して、少しでも罪悪感が消えればいいなと祈る
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周りで風邪流行ってる…… ってな事で、窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』 ちらめくポーチュラカ サボテンの咆哮 ゲンノショウコ 砂のないテラリウム かそけきサンカヨウ の5つの短編集。 過去にイジメにあった気弱な主婦 家事、育児を根詰める妻を助ける夫 障害を持つ妹をひ...
周りで風邪流行ってる…… ってな事で、窪美澄の『水やりはいつも深夜だけど』 ちらめくポーチュラカ サボテンの咆哮 ゲンノショウコ 砂のないテラリウム かそけきサンカヨウ の5つの短編集。 過去にイジメにあった気弱な主婦 家事、育児を根詰める妻を助ける夫 障害を持つ妹をひた隠し、自分の子に障害が有るんじゃないかと不安に生きる母親 家事育児に追われる妻、仕事に追われる夫。そんな二人のすれ違いから起こる危機。寂しかったのはあなただけだと思う? 幼い時から父親と二人で暮らす高校生の娘。そこに父親の再婚で母親と3歳の妹が新たな家族となり、新しい生活に戸惑いながら成長と我慢してた幼心との葛藤。 それぞれの生活からのそれぞれの視線と感情が、そうなんじゃ~って分かる様なお話。 嫁、夫、父親、母親、兄弟姉妹、子供それぞれの思いがヒシヒシと伝わる凄い作品じゃと思いますw あなたの身近な相手の思いが書いてあるかの様にw 2017年51冊目
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