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塩一トンの読書 河出文庫
770円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2014/10/01 |
| JAN | 9784309413198 |
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塩一トンの読書
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塩一トンの読書
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商品レビュー
3.5
22件のお客様レビュー
著者の読書遍歴とその作品たちへの思い。夫と噂話をしていたらイタリア人の義母が、ひとりの人を理解するまでには、少なくも一トンの塩を一緒に舐めなければだめなのよ、とやんわり諭したことに由来する書名。 読んだ本、これは読んでみたいという本がいっぱい。特になるほどと思ったのは、谷崎の「細...
著者の読書遍歴とその作品たちへの思い。夫と噂話をしていたらイタリア人の義母が、ひとりの人を理解するまでには、少なくも一トンの塩を一緒に舐めなければだめなのよ、とやんわり諭したことに由来する書名。 読んだ本、これは読んでみたいという本がいっぱい。特になるほどと思ったのは、谷崎の「細雪」について。作者が源氏物語の現代語訳をやっていた時期に書いたのだそうで、蒔岡家の雪子と妙子を日本古来のあでやかさと奔放さと表現し、作品中の文章についても和文の優しさをつたえる文章と、漢文のかっちりした味を伝える文がある、源氏物語派と非源氏物語派だと。 塩1トンの読書。読んでも読んでも、どんなに長生きしても、人の一生では「読み足りる」ということはないだろうと思いつつ読み終えた。
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さらりとしているようでいて、つまずくところもあり、不思議なリズム。 手持ちぶさたの時間に、少しずつ読むのが好き。
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このタイトルはどういう意味だろうと興味を持って手にとってみた。 なるほど、塩一トンをなめるのにはとても長い時間がかかるけれど、それくらい本と向き合うということか(本来は人との付き合いに対して著者の義母が言った言葉だったらしい)。 前の須賀敦子作品へのレビューでも書いた気がするけど...
このタイトルはどういう意味だろうと興味を持って手にとってみた。 なるほど、塩一トンをなめるのにはとても長い時間がかかるけれど、それくらい本と向き合うということか(本来は人との付き合いに対して著者の義母が言った言葉だったらしい)。 前の須賀敦子作品へのレビューでも書いた気がするけど、なぜだか私は須賀敦子の文章にすごく惹かれる。今回も、私からすると、到底手の届かない高いところに達した須賀敦子の思考と、博識ぶりと、読書量と、書評の文章の上品さに、圧倒されるし、理解はできないし・・・という状態だったけれど、やはり惹かれる。 ちなみに、後半の書評については、どの本ももちろん読んだこともなければ、ほとんどが知らない本だった。 いわゆる「文学」と言われる有名な作品や海外作品に全くもって疎いことを一瞬恥じたけれど、私は私の読書をしていこうとも思った。 しかし、日本語以外の言葉で読書ができるって、とてつもなく羨ましい。一度でいいから、母国語以外で本を読んでみて、日本語と同じように感慨を得たい。 最後にとてつもなく惹かれた部分を(長いけれど)引用したい。 「砂のように眠る」(関川夏央)によせた書評より ー著者がこの本を書きおえて二年目の一九九五年、阪神地方を襲った大震災がそれにつづく暗い時代のいやな予兆ででもあったかのように、日本人は、じぶんたちの国が、世界のなかで確実に精神の後進国であることを真剣に考えずにはいられなくなった。いったい、なにを忘れてきたのだろう、なにをないがしろにしてきたのだろうと、私たちは苦しい自問をくりかえしている。だが、答は、たぶん、簡単にはみつからないだろう。強いていえば、この国では、手早い答をいつけることが競争に勝つことだと、そんなくだらないことばかりに力を入れてきたのだから。 人が生きるのは、答をみつけるためでもないし、だれかと、なにかと、競争するためなどでは、けっしてありえない。ひたすらそれぞれが信じる方向にむけて、じぶんを充実させる、そのことを、私たちは根本のところで忘れて走ってきたのではないだろうか。この本を書いた関川さんは、そんなふうにいっているようにも、私には思える。 まだまだこの国は、人生における空虚な価値観が漂っているのではないか。あれから数十年経とうというのに、何も変わっていないのではないか。心に沁みる文章だった。
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