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鹿の王(下) 還って行く者
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鹿の王(下) 還って行く者

上橋菜穂子(著者)

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鹿の王(下) 還って行く者

¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784041018897

鹿の王(下)

¥1,760

商品レビュー

4.2

503件のお客様レビュー

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2024/05/26

2015年本屋大賞、日本医療小説大賞ダブル受賞作品.‎˖٭* 強大な帝国が支配する世界を舞台にした希望と勇気の上下巻長編医療×ファンタジー 膨大な医学、動物学、植物学等を学ばれ、更に物語に組み込むといった著者の上橋菜穂子さんの気力、体力、努力、忍耐…にただただ感服致しました ...

2015年本屋大賞、日本医療小説大賞ダブル受賞作品.‎˖٭* 強大な帝国が支配する世界を舞台にした希望と勇気の上下巻長編医療×ファンタジー 膨大な医学、動物学、植物学等を学ばれ、更に物語に組み込むといった著者の上橋菜穂子さんの気力、体力、努力、忍耐…にただただ感服致しました 私にとって二作品目の著者の作品でしたが、前半戦の不安をよそに、気付いたら沢山の登場人物も難しい漢字や読み方も気にならなくなっていました ファンタジーは日頃読んでいる小説とは違って、頭の中で描く想像の世界は千差万別 人によって違う風景や人物像を想像しているのだなと思うと、それもまた面白いと思います __全てを失った男が生きる意味を知った時、全世界の運命が変わる__ 恐ろしい病から人々を救おうとする同じ気持ちを持った二人の主人公が出会った瞬間から物語は面白く展開していき、今作に登場する飛鹿(ピュイカ)に乗ったとごとく、一気に駆け抜けて行きました¨̑̑દ=๑๑(੭•̀ᴗ•̀)੭ 二人の主人公 最強の騎士団「独角」の最後の頭ヴァン そして東乎瑠の支配階層に名をとどろかせる天才的な医術師ホッサル 移民することにより人や動物、生物、土地、環境が変化し、病の生態系も変化していく 進化しようとする医術と、これまでのやり方を守ろうとする医術の根本的な捉え方の違い同じ病にかかりながらも治る者と治らない者元々体に侵されていたり、後から体内に侵入されてしまい、生きたいのに生かしてくれない病 それとは逆に心は死にたいと思っているのに、体は生き続けたいと思っている様に、心と身体は同じではなかったり 様々な生き物が共存しあいながら生きていく世界 命の尊さ、無償の愛、政治的な絡み… あらゆる角度から見ても、非日常的な世界でありながら現実との結び付きを突き付けられ、思惑が渦巻きます コロナ禍を経験し、過去では終わらない今も尚続いている戦争 少し前の世界的なパンデミックだった最中に読んでいたら、また違う思いで読んでいたことでしょう 現実とリンクしながらもラストの持って行き方に、そうだ!これは架空の国の話だったんだとファンタジーであったことを思い起こされました 「鹿の王」という本当の意味にピッタリ寄り添える、流れる様に美しくとても切ない終幕 孤高であり信念を持って駆け抜けていく二人の男を周りの者達が愛し、追いかけ続けるという絵面がなんとも温かく微笑ましい作品でした(❃´◡`❃)

Posted by ブクログ

2024/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

希望のある終わり方。全てをなくした男が人との繋がりのために全てを捨てるも、その繋がりに救われる話。病との関わり方は現代社会において行われている流れであり、解釈も論理的。ファンタジーの世界ではあるが、主軸となる部分は現代的に作り込まれていた。ファンタジーな世界ではあるが、比較的現代寄りな内容。

Posted by ブクログ

2024/05/08

結末に向かって物語が収束していく過程はまとまりがありとても気持ちが良いものでした。すっきりとした読後感でした。

Posted by ブクログ

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