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ものの言いかた西東 岩波新書
990円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2014/08/22 |
| JAN | 9784004314967 |
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ものの言いかた西東
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ものの言いかた西東
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商品レビュー
3.7
27件のお客様レビュー
方言だけでなく、言い方から地域性を比較していく。扱うエリアは主に東北、関東(首都圏)、近畿と、少し九州。北海道、中部、中四国、沖縄はなく4エリアに絞っている。 中盤まではそれぞれの地域の言い方の比較を列挙している。意外にも(?)関西は相手への気づかいが、東北はいきなり本題に入っ...
方言だけでなく、言い方から地域性を比較していく。扱うエリアは主に東北、関東(首都圏)、近畿と、少し九州。北海道、中部、中四国、沖縄はなく4エリアに絞っている。 中盤まではそれぞれの地域の言い方の比較を列挙している。意外にも(?)関西は相手への気づかいが、東北はいきなり本題に入ったりとあまり相手への考慮は少ないといった傾向を示している。 後半は一気に言語学・民俗学のテイスト。こうした地域性がなぜ発生したかに言及しているが、それほど深い考察ではなくだいたい予想通りの展開(都市化か農耕社会かの違い)だった。
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関西と東北で比べると関西は話し方に型があり、丁寧な言い回しで東北は短く要件を言う傾向。ただ地方出身の友人を思いながら読んだがあまり当てはまらない。地元同志や結婚など繋がりの強さも影響するのかな? 変化の激しい言葉を丁寧に聞き取り調査し地図に落とし込む仕事は膨大で曖昧で要件定義から...
関西と東北で比べると関西は話し方に型があり、丁寧な言い回しで東北は短く要件を言う傾向。ただ地方出身の友人を思いながら読んだがあまり当てはまらない。地元同志や結婚など繋がりの強さも影響するのかな? 変化の激しい言葉を丁寧に聞き取り調査し地図に落とし込む仕事は膨大で曖昧で要件定義から大変な作業だったことと思う。これからは旅行の時、「もののいいかた」の違いも楽しもうと思う。
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他の本で、次のような話を読んだ。 人に何かをしてもらったときに「助かった」や「良かった」で感謝を表現する地域もある、と。 自分がまさにそうだった。そして、それで感謝が伝わるものだと思っていたから、全国共通でないことに驚いた。 その出典元がこの本だったので手に取った。 同じ日本で...
他の本で、次のような話を読んだ。 人に何かをしてもらったときに「助かった」や「良かった」で感謝を表現する地域もある、と。 自分がまさにそうだった。そして、それで感謝が伝わるものだと思っていたから、全国共通でないことに驚いた。 その出典元がこの本だったので手に取った。 同じ日本でも「言い方」がこんなに異なることに驚き。 相手の言い方にムッとしたときに、その人を失礼な人だ、と決めつけるのではなく、そういう言い方の地域で育ったのかも?という視点も持ち合わせたいと思ったり。 以下メモ 方言とは従来、狭い意味での形や意味、文法を取り扱うことが多かった。 例えば、ショッパイ/カライの地域差。イル/オルの東西差。 この本は、ものの言いかたや話し振りに注目したもの。 例えば、お礼の言い方や頼みごとの仕方、挨拶の方法など。 ものの言いかたの背後には、それを生み出す話し手の考え方や姿勢が隠れている。その地域的な違いを本書ではあぶり出してみようと思う。さらに、本書の関心は、そうした地域差を生み出す社会的な要因にも及ぶ。 ・口に出すか出さないか 概して、近畿を中心とする西日本では口に出す傾向が強く、九州と東日本、とりわけ東北では口に出す傾向が弱い。 おしゃべりか無口か、挨拶をするかしないか、感謝や文句を口にするかしないか、値切るかどうか。 どう言うか以前の問題、つまり言葉を発するか発しないかという基本的な部分が地域によって異なる。 ・決まった言い方をするかしないか 朝は「オハヨー」と挨拶する。これが日本人の朝の習慣であり、礼儀であると私たちは考えている。そしてこのことは、どの地域にも当てはまることだとも思いこんでいる。しかし、現実はそうではない。日本には「オハヨー」というお決まりの言葉で挨拶を交わすことのない地域が存在するのである。 ・間接的に言うか、直接的に言うか 京都人は他人にかまわれることが大嫌いで、最低限必要な笑顔と声掛けは欠かさないけれど、他人事には極力かまわないようにするのだそうである。 こうした京都のやり取りに対して、東北では相手の私的な領域に立ち入る。しかも前置きをしたり、ぼやかしたり、遠回しに言ったりすることなく、率直に相手のプライバシーに切り込む。 (例:京都「あら、お出かけどすか」「へえ。ちょっと、そこまで。」 気仙沼「どこさ行くのー。」→「仕事すさ。」 オノマトペの使用を通して、現象描写のあり方についても検討したところ、現場性重視の直接的な表現が盛んな地域(特に東北)と、そうでない地域(西日本)とが見えてきた。 ・言葉で相手を気遣うかどうか 人から恩恵を受ける、特にお金を貸してもらったときには当然「ありがとう」と言わなければならない。それが常識のように思われる。ところが、日本にはこの一言をあまり口にしない地域がある。 申し訳ない(恐縮を表す):近畿の一部から東側 言わない:東北・関東 助かった、良かった(自分自身の安堵感):中国四国の一部と特に九州。 ・ものの言い方の地域差を生み出す要因 社会環境→言語環境→言語態度→言語活動 コミュニケーションの相手や種類が増えると、言わなくともわかるコミュニケーションから、言わなければわからないコミュニケーションへ変化する。さらに、いかに効果的に相手に働きかけるかという面にも注目が集まるようになる。 ・東北方言はオノマトペや感動詞が豊かである。こうした現象は、言語的発想法の発達という観点からすれば、加工性や客観性が極めて弱い段階にあたる。しかし、見方を変えれば、それは、直接性や主観性を強化する方向への発達を遂げたものであると考えることもできる。 東北方言は会話が交わされるその場から、現実味のある表現を行うことに長けている。
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