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ずる 嘘とごまかしの行動経済学 ハヤカワ文庫NF
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ずる 嘘とごまかしの行動経済学 ハヤカワ文庫NF

ダン・アリエリー(著者), 櫻井祐子(訳者)

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ずる 嘘とごまかしの行動経済学 ハヤカワ文庫NF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2014/09/11
JAN 9784150504151

ずる

¥1,320

商品レビュー

4.1

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2025/05/19

アリエリー翻訳文庫本の第三段? ベストセラーの「予想どおりに不合理」パーソナルで不合理のプラスの側面に焦点を当てた「不合理だからうまくいく」に続き、嘘やごまかしという興味深い人間の悪習を取り扱った実験を紹介する本。 合理的経済人しかいない世界ではシンプルな合理的犯罪モデルが厳格に...

アリエリー翻訳文庫本の第三段? ベストセラーの「予想どおりに不合理」パーソナルで不合理のプラスの側面に焦点を当てた「不合理だからうまくいく」に続き、嘘やごまかしという興味深い人間の悪習を取り扱った実験を紹介する本。 合理的経済人しかいない世界ではシンプルな合理的犯罪モデルが厳格に当てはまり「その犯罪から得られる利益>捕まる確率*罰の重さ」が成立する場面では必ず犯罪が行われるはずだが、現実世界の人間はどうやらそのようには動いていないらしい。 結論から言えば大悪党も聖人君子もほとんどおらず、みんなが自分を悪だと見做さないで済む範囲で少しづつズルをする。個人個人が行う不正の一つ一つは小さなものだが、合算すれば大悪党の犯罪をはるかに凌ぐ被害の大きさとなりうる。 この「自分を悪だと見做さないで済む範囲」というのが重要なポイントで、自分が納得できる程度には正直で居たいというのが人間の基本的な性向である、というのが本書の実験を読み解きまとめる鍵となる。まず不正から得られる利益や捕まる確率は正直さとは関係なく、不正を減らしも増やしもしない、それどころか得られる利益が大きくなればむしろ不正の数は減る可能性すらある。正直さとは人間の柔軟な解釈により如何様にも変わるため、創造性や正当化の能力が高かったり、その不正が他人のためになるような場合や周囲が皆不正しているような場合などには、より多く不正をしても自分がそれなりに正直であるという言い訳をしやすいからか不正は増える。逆に自分が正直であるという宣言をしたり道徳心を思い起こすようなものに触れたりしたあとでは不正は減る。 人間、自分の納得できる範囲で正直でいたいようだが、納得できる範囲というのは結構簡単に変化し、またその変化に当の本人は気付くことはできないよう。しかし丁寧にデザインされた研究を積み重ねればこの「自分が正直であることに納得できる範囲」というものの変化の傾向を一般化することができる。 前2作にあったような極めて印象的で痛快な実験(1作目のサランラップPC暗室実験や小さくなっていくドアの実験、2作目のインド人に札束で 過度なプレッシャーを与える実験やオンラインデート&スピードデート実験など)と比較するとややインパクトが弱い気もするがどれもスマートで相変わらず研究デザインの勉強になる。 個人的に面白かったのは第6章の自己欺瞞でしょうか。人間がいかに都合よく自分自身を騙すか、そういう人間の滑稽な部分が見事に凝縮されていて読んでいて痒くなってきます。思い当たる節の無い人はいないでしょう。

Posted by ブクログ

2024/10/27

ダン・アリエリー氏著の3作目で今回は「不正」がテーマ。人は正直でありたいと思っていても嘘をついたりごまかしをしてしまうことについて、アリエリー氏の実験を通して解説しています。 本著を読んで感じたことは、確かに得を出来るなら不正に手を出してしまう気持ちは分かります。その気持ちを食...

ダン・アリエリー氏著の3作目で今回は「不正」がテーマ。人は正直でありたいと思っていても嘘をついたりごまかしをしてしまうことについて、アリエリー氏の実験を通して解説しています。 本著を読んで感じたことは、確かに得を出来るなら不正に手を出してしまう気持ちは分かります。その気持ちを食い止めているのは自分のこれまでの人生で培ってきた道徳性と「他人の目」によるところが大きいのかなと思います。身近なところだと「ご近所の目」でしょうか。本著でも周りの監視の目について書かれていますが、一つのストッパーとして働いているのかと思います。 他にも自分自身を欺くことについての解説は面白かったです。

Posted by ブクログ

2024/08/11

なぜ不正をするのかというあまり考えたことがなかったテーマ。実験を通じて、不正をしやすくなる状況を探り当てていた。実験と要素の描写がずっと続き途中飽きそうだった。また結果も自分に照らすと納得できるものとそうでないものがあると思った。ただ行動経済学のアプローチを学べた点で読んだ価値が...

なぜ不正をするのかというあまり考えたことがなかったテーマ。実験を通じて、不正をしやすくなる状況を探り当てていた。実験と要素の描写がずっと続き途中飽きそうだった。また結果も自分に照らすと納得できるものとそうでないものがあると思った。ただ行動経済学のアプローチを学べた点で読んだ価値があると思う。

Posted by ブクログ

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