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あかんべえ PHP文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784569762319 |
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あかんべえ
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商品レビュー
4.4
24件のお客様レビュー
私が小説好きになったきっかけと言っても過言ではない一冊。 おばけたちも、おりんも本当に魅力的で 入り込んで読むことができた。 幸せに暮らして欲しいなー。
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独立して料理屋を始める両親に連れられた新しい家は幽霊だらけと、昨今のテレビならさぞかしホラーな状況ではありつつも、ここに登場する幽霊達は何やら訳ありの面々ばかり。 幽霊の見える主人公の少女は幽霊を成仏させようと孤軍奮闘するわけですが・・・。 幽霊が見えた時、それは己の写し鏡のよう...
独立して料理屋を始める両親に連れられた新しい家は幽霊だらけと、昨今のテレビならさぞかしホラーな状況ではありつつも、ここに登場する幽霊達は何やら訳ありの面々ばかり。 幽霊の見える主人公の少女は幽霊を成仏させようと孤軍奮闘するわけですが・・・。 幽霊が見えた時、それは己の写し鏡のようなものというのが人は生きても死んでも何かを抱えているのだなと思い、人生についてちょっと考えさせられるお話。 話は終始軽快で、先が気になり一気に読み進んでしまう面白さがあり、そして読み終わった後に料理屋に待っているであろう明るい未来に気分が良くなる一冊。
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主人公のおりんちゃんがとっても可愛い。可愛いだけでなく、強くて優しい子。そんなおりんちゃんの活躍を読むのは楽しい。 料理屋を始めるために深川に引っ越してきたおりんちゃん一家。でもそこはいわゆる事故物件。料理屋"ふね屋"を始めてもお化け騒動で幸先が悪い。おりん...
主人公のおりんちゃんがとっても可愛い。可愛いだけでなく、強くて優しい子。そんなおりんちゃんの活躍を読むのは楽しい。 料理屋を始めるために深川に引っ越してきたおりんちゃん一家。でもそこはいわゆる事故物件。料理屋"ふね屋"を始めてもお化け騒動で幸先が悪い。おりんちゃんのお父ちゃん、お母ちゃん、お店の人はとっても困ってしまう。でも、おりんちゃんだけがお化け騒動の原因を知っている。なぜならお化けさんたちが見えるから。"ふね屋"には5人のお化けさんがいる。お侍さんの玄乃介、おどろ髪、おみつ、按摩師の笑い坊、お梅の5人。この5人の成仏できない訳をおりんちゃんが調べていく。そして、30年前の忌まわしい事件が関係してると分かってくる。5人は無事成仏できるのか?というのが大まかなあらすじ。 5人のお化けさんとおりんちゃんのやり取りが、ほのぼのしてて好き。お化けさんたちは優しい。でも悲しさも持ってるからそこがほろりとなる。私は按摩師の笑い坊がそばにいて欲しいなと思った。身体の調子が悪いときは揉みほぐしてほしい。あと好きなのが、おりんちゃんのおばあちゃんのおさきさん。本当のおばあちゃんではないけど、とても頼りになる人。この人が好き。筋が通ったとても気持ちがいい人。おさきさんの目を誤魔化すことはできない。こんな人になりたいと思った。 読んでて苦労したのが、女性の登場人物の名前。おりん、おさき、おつた、おたか、おゆう、おりく、などなど。漢字が入ってる名前、たとえばお多恵、お静、お律は分かるんだけど、平仮名ばかりだとなかなか覚えれなかった。この女の人はどういう人だったけ?と途中でよく分からなくなってしまいました。 やっぱり宮部みゆきさんの時代小説は好き。心温まる話なんだけど、人の醜い部分も書かれてるから身近に感じられる。こういう嫌な人いるよねー、ってよくなる。いい事ばかり書かれてると胡散臭く感じるし、悪くて嫌なことばかり書かれてると私は読みたくない。私の中にある良い、悪いの比率が宮部みゆきさんの作品はあってるんだと思う。 まるでRPGゲームのようなお話でした。
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