山月記 現代語訳名作シリーズ

中島敦(著者), 小前亮

• 販売会社／発売会社: 理論社
• 発売年月日: 2014/08/01
• JAN: 9784652200643

商品レビュー

2024/05/04

美しく洗練された言葉が連なり、中国の古典を読んでいるような錯覚を覚える。
人間の内面に巣食う獣が、暴れ出して外に出ていく世界観はとてもぞくぞくした。
悲しくも美しい物語

2022/01/21

山月記
虎になったのは、無意識下に李徴が望んでいたからではないのだろうか。

名人伝
書も極めれば無書に至る。この文章はその典型である。

李陵
李陵と蘇武の葛藤があつい。司馬遷の執念もなかなか。息子の恨みは怖い

2021/11/17

高校生以来、人生2度目の山月記。
しかも現代語訳で文章も綺麗なので読みやすい。
「自己中心的な考え方は身を滅ぼす」というメッセージが突き刺さります。